午前中調理室にて、「日本の伝統文化」である和食の中で重要な出汁について、各地域の農林水産業や先人たちによって培われてきた多様な食文化を体験しました。講師として、吹田市の小学校給食納入業者の方に来ていただき、お話をしていただきました。調理室に近づくと出汁のいい香りが漂ってきます。中に入ると材料ごとの削り節や原材料の干物が置いてあり、生徒たちも珍しそうに見ていました。
授業が始まりとまず、削り節の製造工程、歴史などを映像で紹介し、実際削り節になる原材料の干物を見せてもらいました。次に干物を機械で削り節にする様子を見せてもらったり触らせてもらったりする班。実際の削り節の香りと味を比べる班。ワークシートに記入する班に分かれて、体験していました。製品になった炒り子やカツオの削り節は見ていると思いますが、原材料や削る機械そして何より、削りたての風味を体験できたことが何よりの「学び」でした。