<前号よりつづく>
この日はとても良いお天気でしたが、少々風があって若干の波が立っていました。浜に集合したあと、実行委員児童からの話などがあり、準備体操をおこないました。
日差しがきつく暑いので、なるべく早く水泳活動を早めることにし、早速「水慣れ」をおこないました。当然のことですが海の水はしょっぱく、プールの水より浮きやすいです。そのことを体感するような活動です。頭でわかっていても実際にしてみると驚きもたくさんありあちこちから歓声が上がっていました。
特に浮き身はプールで苦労していた児童もつま先まで水面から出るほど良く浮いていました。そんなことはまずないと思いますが、海で漂流したときにはまず体力を温存することが大事です。それができるのが浮き身(背浮き)です。脱力してぷかぷか浮くことを体感できたと思います。
そして次の段階は沖側の少し離れたところに浮いた先生の前まで泳ぐ練習。これで浮きやすさや進みやすさを体験します。この頃になると不安さも徐々になくなり自信を持った表情で泳げるようになります。途中で水分補給や休憩を入れながら、この日の最後は短い距離を隊列を組んで泳ぐ練習をしました。
この日は波があったので若干泳ぎにくそうなところもあったのですが、落ち着いて普段の泳力を発揮することができていました。水泳活動を予定より早く始めることができたので、若干早く水泳活動を終えることができました。宿舎に帰り、入浴して汗や海水を洗い流します。気持ちの良い瞬間ですね。そして部屋で少しゆっくりした後、夕食をいただきました。夕食は大きな唐揚げが入った定食です。朝が早かったのと、がんばって泳いでおなかが減ったのとでみんなパクパクと食べていました。お代わりにも行列ができて旺盛な食欲を頼もしく感じました。
<つづく>