2025年9月アーカイブ

 校長 小林です

 2学期の始業式の日。多くの子がたくさんの荷物を抱えて登校してきていました。(すべての荷物をこの日に持ってくるようにという指示はしていないのですが、やはり全部持って行こうと思う児童が多かったようです。)スロープを歩いて下っていくときに一人の低学年の子がお道具箱を落としてしまい、中に入っていたものが全部出てしまいました。周りに多くの子が歩いていたのですが、その瞬間多くの子が立ち止まって、落ちたものを拾ってくれたのでした。ごく当たり前にように拾い、拾い終わるとまた歩き始める...なんと爽やかでカッコいい姿でしょうか。

 昔、エレベーターなどが整備されていない頃、大阪駅で車いすの人がホームに上がれずに困っておられました。きっと駅員さんを呼べばホームに上がれたと思うのですが、その瞬間、誰が声をかけるでもなく近くにいた人たちが自然にサッと集まってきて、車いすを持ち上げてホームまで持っていったのを見たことがあります。ホームまで上がると誰も何も言わずにバラバラにそれぞれの方向に散っていきました。この様子を見て、当時子どもであった私には「大人ってすごいな。カッコいいな。」と思ったことを思い出しました。当たり前のことを当たり前にやるってカッコいいことですね。

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 校長 小林です

 学期初めということで各学年、二測定を行っています。二測定とは身長と体重の測定で学期ごとに成長の度合いを把握するために実施します。その時に各学年でテーマを設定してミニ授業をおこなっています。

 6年生では「性のお話」ということで1学期に実施した「LGBTQ」の出前授業のアフターフォローのような内容でおこないました。今までは性別というと「男」「女」のうちからの選択しかできませんでしたが、書類に個人情報を記入する時、「男」「女」「その他」という形になっていたり、そもそも性別欄自体が廃止されていることに気が付いておられる方もいらっしゃるかと思います。約1%は自己の性別に違和感を持つ人がいるという統計結果がありますので、割合から考えると医学的な身体的特徴としての自分の性に違和感を持つ児童がこの学校にも8~9名ほどはいる計算になります。残念ながら世の中には他の人とは違う性自認を表現する人に対し、揶揄したり、笑ったり「気持ち悪い」と軽蔑するような風潮がまだあります。自己の性に違和感を持つ子らが生きづらさを持ってしまわないように子どもも大人も意識を変えていく必要があると考えます。多様性を認め、すべての子が自分らしく生きていける学校にしていきたいと思います。

P1140781.jpg 養護教諭からお話を聞きます

P1140785.jpg お話の後は2測定

 校長 小林です

 27日~29日にかけて恒例の夏休作品展がおこなわれました。場所は体育館で全児童の作品を並べて鑑賞できるようにしてあるのですが、本校は児童数が多いので体育館に作品が並んだ姿は壮観です。素材や組み立て方を工夫したり、素晴らしいアイデアを試したり、粘り強く観察したりとみんなが真剣に取り組んだ跡がとてもよくわかる作品ばかりでした。世相尾を反映してか「大阪・関西万博」に関連する作品が多ヵったような気がします。保護者の方にも多数ご来校いただき、子どもたちの作品を熱心に見ておられました。また、児童はクラス単位で観賞に訪れ、友だちや上級生の作品を見て楽しんでいました。作品の一部は美術展や山二公民館の文化祭、吹田市の子ども科学作品展に出展する予定です。

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