校長 小林です

 11月14日 4年生が福祉体験の授業を行いました。4年生は総合的な学習の時間も「福祉」をテーマにおこなっていて、その一環でもあります。この日、講師としてくださったのは社会福祉協議会の方と、山二地区福祉委員会のみなさまです。内容は車いす体験とアイマスク体験です。車いす体験は2人が1組となって、乗る人、押す人を交代して体験します。会場の体育館には段差に見立てたマットが敷いてあり、そこを衝撃や不安を与えないように乗り越えていきます。マットを越えるとスラロームのようなコースもあり、決してスピードは出さないもののカーブを曲がる車いすの挙動について体験しました。乗り降りの際には必ずブレーキをかけたり足置きを上げ下げしたり、斜面を下る時は後ろ向きにしたりと乗っている人が不安にならないように気遣いしました。アイマスク体験も2人が1組になり、一人が視覚障がい者の役、もう一人はガイドヘルパーの役をしました。視覚障がい者の役割の人は白い杖(白杖)を持ち、進行方向の障害物を探りながら歩きます。そして杖を待たない方の手ではヘルパーの人の肘を持って歩きます。廊下を歩くことと階段の上がり下がりを体験しましたが、ヘルパーの人の「あと2段あるよ」などの声掛けが安心につながることを体験しました。街で車いすの人や視覚障がい者の人を見かけたら、適切な支援ができますね。

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 校長 小林です

 11月14日、3年生が歯磨き指導を受けました。子どもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)への生え変わりが起こるこの時期、永久歯を大切にしてほしいと学校歯科医の先生と衛生士さんが来てくださいました。この日はお話を聞くだけではなくてちょっとした実験もあって楽しい出前授業となりました。実験というのは歯を赤く染める染料(人体には無害です)を使って下の歯を染め、その後、教えていただいた正しい磨き方で歯を磨いてみるというという活動です。うまく磨けていないと赤い色が残るので一目瞭然です。みんな鏡を見ながら真剣な表情で歯を磨いていました。この日覚えた磨き方でおうちでも磨いてくださいね。

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 校長 小林です

 11月12日、5年生が自分たちで育てた米の稲刈りをしました。今年は暑い夏で水を欠かさないようにするのが大変でしたが、たわわに稲穂が実って、コメ作りは大成功だったようです。米作りのご指導をいただいているNPOの方に稲が成長する仕組みや、鎌を使った安全な刈り払い方を教えていただき、稲刈りに挑戦しました。みんな慣れない鎌に苦戦していましたが、コツをつかむとザクザクと気持ちよく刈れるので楽しかったと様です。「米」といいう字を分解すると「八十八」になりますが、これはお米を育てるのには88もの多くの手間がかかるということを表しているそうです。まさにこの日は5年生のみんなの88の手間が実った瞬間でした。刈り取った稲は4階のホールに干しています。

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6年生 修学旅行④

<前号よりつづく>

 散策後はお待ちかねの買い物タイム。宮島表参道商店街は約350mあり、土産物や食べ歩きを楽しみました。揚げもみじまんじゅうやソフトクリームが人気で、もみじ饅頭や名前入りしゃもじ、ご当地キャラクターの小物もよく売れていました。楽しい時間はあっという間に過ぎ、昼食会場のホテルへ。カツカレーをいただき、再びフェリーで宮島口港へ戻り、バスで広島駅へ。疲れが出て爆睡する児童も多かったようです。

 新大阪駅では時間が取れないため、広島駅で看護師さん、添乗員さん、カメラマンさんとお別れとお礼のあいさつをしました。帰りも「のぞみ号」で新大阪へ。短時間で乗車を完了し、車内ではカードゲームや睡眠など思い思いに過ごしました。新大阪駅ではバス3台に4クラスを分けるため並び替えに苦労しましたが、無事出発。道路は一部渋滞がありましたが、予定より少し早く到着。多くのお出迎えを受け、児童たちは元気に帰宅しました。

 出発式で「五感を使って広島や宮島をしっかり感じてほしい」と話しました。ネットや本で情報は得られますが、現地でしか味わえない空気感があります。それを12歳の今、しっかり感じられた旅行になったと思います。支えてくださったご家庭の皆さま、ありがとうございました。 (おわり)

DSCN0357.jpg どれにしようかな?

DSCN0364.jpg これもいいなぁ

DSCN0392.jpg 昼食会場

DSCN0399.jpg 船で戻ります

DSCN0416.jpg 新幹線の車内です

DSCN0442.jpg 帰ってきました

6年生 修学旅行③

 <前号よりつづく>

 資料館見学後はバスで宮浜温泉の宿舎へ。約1時間弱で到着しました。広い場所がないため入所式は食事会場で行い、18時から夕食。お好み焼きまで付いた豪華な内容に子どもたちは大喜び。よく食べる学年で、ご飯のお代わりをする児童も多数いました。夕食後は大浴場で入浴し、班長会議や1日の反省を行い、21時30分に消灯・就寝。すぐには寝付けなかったと思いますが、騒ぐこともなく過ごせました。

 翌朝は6時30分起床。ギリギリまで寝ていた児童もいましたが、朝食後すぐ出発するため、洗面や荷物整理を慌ただしく済ませました。朝食は和定食で、寝起きでもしっかり食べていました。退所式で宿舎の方々にお礼を述べ、バスに乗車。見送りには「また来んさい 待っとるけんな」と書かれた横断幕。広島弁の温かさを感じました。

 バスで宮島口港へ移動し、フェリーで宮島へ。乗船時間は10分ほどで、潮風に当たっているとあっという間に到着。宮島港ではシカがお出迎え。商店街を通って厳島神社へ向かいます。今年は干潮で大鳥居まで歩ける状態でした。回廊を歩き、お守りを購入する児童もいました。大鳥居をバックにクラス写真を撮影後、コース別に散策。千畳閣にも立ち寄り、グループ写真を撮影しました。未完の千畳閣は木造でありながら広大な空間が広がり、歴史を感じます。

DSCN0213.jpg こんな夕食です

DSCN0227.jpg 美味しくいただきました

DSCN0243.jpg お部屋でパチリ

DSCN0262.jpg 宿舎

DSCN0294.jpg フェリーに乗ります

DSCN0298.jpg 海は穏やか

DSCN0319.jpg 厳島神社の回廊を見学します

DSCN0330.jpg 大鳥居をバックにクラス写真

DSCN0340.jpg 干潮だったので鳥居を触れました

DSCN0352.jpg チェックポイント千畳閣

6年生 修学旅行②

 <前号よりつづく>

 広島に着くと薄曇りでしたが、雨の心配はなく、気温も快適でした。広島駅からバスで平和公園へ向かいます。繁華街を抜けると突然、原爆ドームが姿を現し、写真ではない"本物"に驚きの声が上がっていました。

 平和公園では昼食までに平和セレモニー、クラス写真、学年写真を撮影します。修学旅行シーズンで順番待ちが心配でしたが、この日は学校団体が少なく、スムーズに進みました。活動のメインは「平和セレモニー」。全校児童から託された折り鶴を原爆の子の像に捧げる大切な目的があります。千北小の順番になると、大きな声で平和への誓いを述べ、きれいな歌声を響かせました。外国人観光客も多く、涙を流していた方もいたそうです。きっと児童たちの思いは伝わったことでしょう。セレモニー後は公園内で昼食をとり、エネルギーをチャージした後、碑巡りを行いました。小グループに分かれ、ボランティアさんに案内していただきながら碑を巡ります。「熱心に聞いて質問もしてくれ、礼儀正しかった」と後でお褒めの言葉をいただき、担任の手を離れてもきちんと行動できる成長を感じました。碑巡りの後は資料館を見学しました。人が多く展示コーナーは満員電車のようでしたが、児童たちは時間をかけてじっくり見学していました。最後のコーナーには佐々木禎子さんの折った鶴が展示されており、見落としがちな場所なので声をかけました。重い内容でしたが、学んだことをしおりに書き留め、しっかり学習できたと思います。

DSCN0107.jpg 原爆ドームを見ながら歩きます

DSCN0115.jpg 原爆の子の像前での平和セレモニー

DSCN0125.jpg 鶴を捧げます

DSCN0133.jpg 慰霊碑前での学年集合写真

DSCN0139.jpg お待ちかねのお昼ご飯

DSCN0174.jpg ボランティアさんとの碑巡り

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DSCN0181.jpg 資料館見学

DSCN0189.jpg 禎子さんの折った鶴

6年生 修学旅行①

 校長 小林です 

 今日より4回に分けて修学旅行の様子を紹介させていただきます。

 11月12日 朝。大きな荷物を持った6年生児童が登校してきました。この日は天候に恵まれ、2日間とも大きく崩れる予報はありません。児童の進行による出発式では、旅行のめあてを確認し、担任以外の引率教員や看護師さん、カメラマンさん、添乗員さんに挨拶しました。スーパービバホームさんのご厚意で駐車場をお借りし、バスに乗車。8時20分に出発しました。

 昨年は大渋滞で新大阪駅到着が大幅に遅れ、新幹線発車の数分前に乗車するというハラハラする展開でしたが、今年は道路がスムーズで余裕をもって到着できました。乗車した新幹線は「のぞみ9号」。東京発博多行きで、新大阪始発ではないため、短時間で乗車を完了しなければなりません。発車ベルが鳴る中、全員無事に乗車できました。

 この列車は修学旅行専用ではなく、一般のお客さまも乗車されています。旅行の楽しさでテンションが上がりがちですが、事前の注意に従い、児童たちは静かに過ごしていました。途中停車駅は新神戸・岡山のみで、広島にはあっという間に到着です。

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 校長 小林です

 11月11日、初任教員の研究授業を行いました。これは年に二回、市教委の指導主事が初任者の授業を参観し、指導助言を行うものです。教員不足は深刻で定数(児童数に照らし合わせ、廃止しないといけない教員数)が足りていないところも多く、教員の養成が急務となっています。ただ、教員免許を持っていればそれでいいかというとそうではなく、必要な指導がきちんとできる先生でないといけません。ですから採用後のフォローアップとしてこのような事業があります。この日は指導主事だけではなく本校の他の先生たちも時間を作って短時間でも授業を見てアドバイスするなど校内でも育成に努めています。授業後は授業の振り返りを自らおこなったり、指導主事からの指導・助言をもらったりして今後の授業や学級経営の参考にしました。

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 校長 小林です

 6年生の修学旅行に先立ち、11月10日、平和集会をおこないました。平和集会とは全校生に折ってもらった折り鶴を預かって修学旅行に向かう6年生が広島で学習してくどのようなことを学習してくるのかという決意を表し、1~5年生はそれをしっかりと受け取って見送るといった式です。本当は体育館で全校児童が集まって行うのが通例なのですが、現在はインフルエンザが流行しているため、全校生が一堂に会するのは健康上あまりよく無いということで中継を教室で視聴するといった形に変更しました。6年生は事前に録画した動画も交え、平和学習の集大成である修学旅行への意気込みを示してくれました。

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 校長 小林です

 11月8日、米澤富美子 子ども科学作品賞の授賞式があすわーく(吹田市勤労者会館)で行われました。子ども科学作品賞というのは子どもたちの科学への興味を引き出し、個性と能力を伸ばすことを目的に、物理学者の米沢富美子さんとともに平成22年度に創設した賞です。米沢富美子さんは吹田市出身の理論物理学者で慶應義塾大学教授、日本物理学会初めての女性会長を務められました。多くの作品応募があった中、本校からは2名の児童の作品が選ばれこの日表彰を受けました。作品はそれぞれ「アリと虫の不思議な関係」「千里丘北のものカーブ」というテーマで、どちらも科学的な視点と粘り強い探究心の結果出来上がったものです。この日出席されていた後藤吹田市長も挨拶の中でおっしゃっていましたが、ともすれば見過ごしてしまうちょっとしたことに引っ掛かりを持つことが科学的な探求の始まりとなります。生活の中のいろいろなことに疑問を持ってみたいですね。

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