1月18日(火)。大規模地震を想定した避難訓練を行いました。
例年、27年前に「阪神・淡路大震災」が起きた1月17日近くで計画しています。
今回は、休み時間中に発生する想定で、訓練の日時を事前には知らせていません。
とは言え、訓練ですから、この週に訓練をすることは伝えていますし、
各場所における基本の避難行動は、各クラスで事前に指導済みです。
例えば、「廊下では、窓ガラスや落下物のない柱に身を低くして寄り、頭を守る。」
「体育館では、出入り口を開け、中央に集まり、かがんで頭を両手で押さえる。」など。
そして、ゆれがおさまったら、避難場所に移動します。
近くに先生がいたり、放送が流れたら、その指示をよく聞いて行動しますが、
実際の場面では、子どもたちだけでも行動できることが求められます。
※もちろん、先生は、逃げ遅れがないか、点検してまわります。
さて、10時30分。訓練開始の放送が入りました。運動場にいる子どもたちは、
運動場の真ん中に向かって小走りです。どの学年も、習ったとおりの動きですね。
運動場にいた子どもたちは、ほぼ、中央に集合できました。
「ゆれがおさまりました。避難を開始しましょう。」の放送が入り、
先生の指示のもと、校内では走らず、運動場では小走りで、運動場に集合です。
4分30秒ほどで、全員、運動場に避難できました。850人の児童数や、
休み時間中の設定を考えると、なかなか早い避難でした。優秀。
しかし、残念なことがありました。集合してから、話し声がやみません。
全員避難できているか確認するために。また、次の指示を聞くために、
避難開始から、移動中や集合した後も「しゃべらない」は、基本です。
そこで、まずは、基本を再確認しました。「お・は・し・も・て」
おさない はしらない しゃべらない もどらない 低学年優先
校舎内に、いくつか掲示板があり、そこにも記載されています。
たいへん寒いので、阪神・淡路大震災の話を短めにして、地震の訓練は終わりました。
しかし、本校の訓練には、続きがあります。
大規模な地震の後には、津波警報が発令される可能性があります。
校舎の3階以上に上がるにあたって、まず、先生方が安全確認に行きます。
安全に移動できる通路や階段から、津波に備えて、移動開始です。
2階に教室がある1年生全クラスや、3年生の2クラスは、3階以上にある
特別教室に移動します。全員の避難が確認できれば、訓練は終了です。
備えあれば憂いなし。たいへん、よい経験となったはずです。
ところで、1月16日(日)は、全市一斉合同防災訓練の日でした。
大がかりな訓練は、各自治会、中止にされましたが、一部、避難訓練のみ
されたようです。役員さん10名と避難者30名ほど、運動場に集合されました。
コロナ禍でなければ、もっといろんな訓練ができたのに、残念です。
また、地区防災要員の方々も集合し、防災倉庫の点検等をされていました。
いざというときは、よろしくお願いいたします。