今日は2学期2回目の全校朝会の日でした。私からの話です。
先日の運動会は、私にとって山二小学校では初めての運動会。日ごろ練習してきた団体演技や団体競技はもちろん素晴らしかったのですが、特に私がすばらしいと思ったことは、皆さんの走りっぷりです。腕を一生懸命振って全力で且つ必死で走る姿に感動しました。その中でも特に、バトンパスがどの学年も上手でした。山二小は1年生からリレーがあるので、そのことが理由になっているのかもしれませんが、とにかくバトンパスの上手さには驚きました。
今日は、もう一つ皆さんに考えてもらいたいことを話します。2学期に入って、山二校区内の不審者情報は3件あり、その内2件は皆さんからの情報でした。一番最近の件では、2年生女子4人が登校途中に知らない女の人に追い越されて写真を3枚も撮られたことです。その子たちに「なぜ、写真を撮らないで。」とか「やめてください。」とか言えなかったのか、と聞きました。すると、「こわかったから言えなかった。」ということでした。4人もいたのに言えなかったのですね。これが1人だったらもっとこわい思いをしたかもしれません。みなさん、知らない人に声をかけられたらどうしますか。
子どもたち:「無視する」「知らんふりする」「逃げる」
じゃあ、本当にできるかやってみましょう。誰か子ども役で出てきてくれる人?
「山二小の子だね。私、お母さんの知り合いなんだけど、お母さんが救急車で運ばれたから、一緒に病院へ行こう。」
3年生子ども:・・・逃げる。
そう、正解です。
ではもう一人出てきてくれる人?
「今、お腹が痛くなって...。どこか薬局に連れて行ってほしいのだけれど、一緒に行ってくれないかな。」
1年生子ども:「いや。」・・・逃げる。
迷いませんでしたね。それでいいです。
でも皆さん、困っている人がいたら助けてあげよう、と道徳の時間やお家の人から言われたことはないですか。本当に困っている人かもしれませんよ。そんなときはどうしますか。無視したり逃げたりすることが悪いと感じてしまうこともあるかもしれません。そんなときは、「学校に行って先生を呼んでくるから待ってて。」「お家の人を呼んでくるから。」と言ってその場を離れたり、「この道をまっすぐ行って、右に曲がってところに薬局があるから行ってください。私は一緒には行けません。」と言うだけでいいんです。それで十分助けたことになります。とにかく一緒について行かない、ということをしっかりと頭に入れておいてください。これで校長先生の話を終わります。
~今日はこんな話をしました。お家でも機会あるごとに話していただければと思います。~