<前号よりつづく>
広島に着くと薄曇りでしたが、雨の心配はなく、気温も快適でした。広島駅からバスで平和公園へ向かいます。繁華街を抜けると突然、原爆ドームが姿を現し、写真ではない"本物"に驚きの声が上がっていました。
平和公園では昼食までに平和セレモニー、クラス写真、学年写真を撮影します。修学旅行シーズンで順番待ちが心配でしたが、この日は学校団体が少なく、スムーズに進みました。活動のメインは「平和セレモニー」。全校児童から託された折り鶴を原爆の子の像に捧げる大切な目的があります。千北小の順番になると、大きな声で平和への誓いを述べ、きれいな歌声を響かせました。外国人観光客も多く、涙を流していた方もいたそうです。きっと児童たちの思いは伝わったことでしょう。セレモニー後は公園内で昼食をとり、エネルギーをチャージした後、碑巡りを行いました。小グループに分かれ、ボランティアさんに案内していただきながら碑を巡ります。「熱心に聞いて質問もしてくれ、礼儀正しかった」と後でお褒めの言葉をいただき、担任の手を離れてもきちんと行動できる成長を感じました。碑巡りの後は資料館を見学しました。人が多く展示コーナーは満員電車のようでしたが、児童たちは時間をかけてじっくり見学していました。最後のコーナーには佐々木禎子さんの折った鶴が展示されており、見落としがちな場所なので声をかけました。重い内容でしたが、学んだことをしおりに書き留め、しっかり学習できたと思います。
原爆ドームを見ながら歩きます
原爆の子の像前での平和セレモニー
鶴を捧げます
慰霊碑前での学年集合写真
お待ちかねのお昼ご飯
ボランティアさんとの碑巡り

資料館見学
禎子さんの折った鶴
