9月9日(金)。この夏おおいにお世話になったプールも閉栓の日。
プールで使用する水道の元栓を閉めるため、翌日以降は、プールの
使用ができなくなってしまうので、本日がこの夏のプール最終日でした。
最終日は、6年生が「着衣水泳」を行いました。
「着衣水泳」とは、河川や湖などでの落水あるいは船の遭難の際に用いる
護身術の習得を目指し、泳いで岸までたどり着くか、浮くことで救助隊が
到着するまで生き延びる技術の習得を目的とする。(ウィキペディア)
そんな説明を行いながら、着衣は後にして、まずは、いつも通りに
水着で水慣れを行います。これは、着衣をした場合と比較するためです。
いつもの水慣れですから、余裕の「浮き」。
さて、ここからが、着衣水泳の体験開始です。濡れた身体で、
思うように進みませんが、体操服等の上下と体育館シューズを
身につけました。
着衣のまま水に入るのは、かなりの違和感があったようですが、
浮き身などをしてみると、意外によく浮くことがわかったようです。
着衣状態で水に入ると衣服が水を吸って重くなると思われがちですが、
それは水中から出る際と陸上に上がった後の話で、実際には着衣状態の
方が浮力があって水に浮きやすいそうです。なので、着衣水泳指導では、
浮力の面からも保温の面からも脱がないように奨めています。
家から持ってきたペットボトルを胸に抱えて浮く練習をしました。
たった一本のペットボトルがあるだけで、浮力が増し、安定するので、
みんな長い時間浮いていることができました。これも貴重な体験でした。
最後に、着衣のままクロールや平泳ぎ。水の抵抗が大きく、思うように
身体が動かないし、少し泳いだだけで体力が奪われる経験をしました。
「もしも」の時に、どうすればよいか。体感できた「着衣水泳」でした。