校長 小林です。
小学校では過去から学級担任がすべての授業を受け持つというスタイルで来ていましたが、現在では専科教員がその教科を指導するという形が定着してきています。例えば本校では理科や音楽、外国語などは専科教員が指導に当たっています。そして昨年度から学級担任が自分のクラス以外の学級の教科指導を受け持つ「教科担任制」をスタートさせています。6年生では間もなく教科担任制が始まりますが、それだけではなく道徳の授業を6年担当教員でローテーションで指導するという試みを実施しています。1組担任A先生、2組担任B先生、3組担任C先生、4組担任D先生であれば1組指導をB先生、2組指導をC先生、3組指導をD先生、4組指導をD先生とずらせて授業をします。なぜこのようなことをするのかというと、中学校では教科によって先生が代わるので、いろいろな先生の授業に慣れる練習として、また、指導者からいうと自分のクラスだけではなく他のクラスの児童の様子も把握できて、学年全体に目を向けやすくなるというメリットがあるからです。この日の授業は大まかな流れは統一されていましたが、実際の進め方は各指導者に委ねられていましたので、クラスのカラーと相まって個性的な楽しい授業を見ることができました。