校長 小林です。
卒業式を間近に控えた3月13日、卒業式予行演習を行いました。これは卒業生である6年生、在校生代表の5年生、そして全教職員の参加でおこなう本番に即した形の練習です。5・6年生だけでやる合同練習とは緊張感も全く違いますが、5・6年生の児童は普段の練習通りに取り組んでいました。やはり練習が力となるのですね。とはいえ練習は何か月も前からしたわけではなく、授業を圧迫しないように3月の1週目から始めましたので、全体としてそれほどの回数はしておらず、きっと一回一回の練習の密度が高かったのでしょう。予行演習の翌日には最後の合同練習をしましたが、一通りの練習が終わった後、「お互いに何か伝えたいことはありますか?」という指導の先生の呼びかけに、多くの子どもたちの手が挙がりました。内容は「練習を一緒にして本当に6年生はすごいなと思った」(5年)「今までいろいろとお世話になって嬉しかった。自分たちも下級生に同じようにしたい」(5年) 「(5年生は)"本番は120%の力を出す"と言ってくれたけど自分たちは1億パーセントの力を出します」(6年)「シートや椅子など準備をしてくれてありがとう」(6年)などの話が出ていました。「交歓の言葉」(いわゆる"呼びかけ")にもこのような言葉は出てくるのですが、セリフではなく心から湧き出る言葉の一つひとつを聞いていてたいへん嬉しかったです。当日出席される保護者のみなさまにはこのような温かい雰囲気の中で終えた最後の練習があっての当日であることを覚えておいていただけるとありがたいです。5年生も6年生も本当に良い学年に育ちました。ありがとう。