校長 小林です。
12月12日、3年生を対象に博物館の方が出前授業をしてくださいました。多くの展示物を持ち込んでくださり、いつもの見慣れた多目的教室が博物館に早変わりしました。3年生は「くらしの移り変わり」ということで昔のくらしのことを学習するのですが、昔のくらしの中から「あかり」に絞ってどのように変遷してきたかを実物を使って教えていただきました。
あかりを取るにはまず火がないといけません。火を起こす方法として火起こし棒の使い方を見せていただきました。棒を回していると摩擦で煙が出てきます。そこに枯草や綿くずを入れると火が付くのですね。次に採火する方法が火打石になりますが、児童の代表が火打石で火花を起こすことにチャレンジしました。なかなか難しそうでしたが火花が散っていました。あと、明かりも植物油に芯を浸して火をつけたり、和蠟燭、洋蝋燭、行燈なども実際に火を灯してみたりしました。まさに「百聞は一見にしかず」で多くのことを体験できた一時間でした。
この日は出張していただきましたが、吹田市立博物館では3月末まで、「むかしのくらしと学校 ~すいたのむかしからいまへ~」(令和6年度(2024年度)特別企画 むかしのくらしと学校 ~すいたのむかしからいまへ~|吹田市公式ウェブサイト)という特別企画を実施しています。冬休みにご家族で行ってみてはいかがでしょうか。