校長 小林です
校長としてのお仕事の一つに「検食」というものがあります。これは調理し終わった給食を児童よりも先にいただいて異常がないかどうかをチェックするもので、異物が混入したり調理方法に問題があるようなことはまずないのですが、もしあったときは配食にストップをかけなければならない重要なお仕事です。(ただ、フライングして食べているだけではないんですよ!)
この検食には良いことがいくつかあります。セレクトデザートは3種類のデザートの中から希望のものを選びますが、どのデザートにも不具合がないかどうかチェックする必要があるので、3種類ともいただくことになります。子どもたちから見たら、さぞ羨ましいことでしょうね。そしてもう一つは「除去食」をいただけることです。除去食とは食物アレルギーがある児童のために、アレルギーの原因となる食材を抜いたメニューのことで、吹田市では卵、乳、小麦の一部の除去食を実施しています。(よく似た他の食材を使う「代替食」は提供していません)この日のメニューはご飯、牛乳、五目うどん、じゃこピーマン、ぶどうゼリーでしたが、うどんは小麦粉でできているので、小麦粉アレルギーの児童には除去食が提供されます。除去食なので、うどんから麺を抜いたもので「野菜スープ」のようなものになりますが、これがとてもおいしいのです。この二種類をいただけるのは検食があるからで、とても得をした気分になります。
うどんの除去食