校長 小林です。
昨日から給食が始まりました。本市では大きな事故はありませんが、食物アレルギーによる重篤な事故のニュースを聞くことがあります。重篤なアレルギー症状であるアナフィラキシーショックが起きた時は迅速な対応が必要なため、そこにいる誰もが適切な処置をとれなければいけません。重いアレルギー症状が出てしまう場合はエピペンを使用しますが、その使い方をエピペントレーナーと呼ばれる練習用のエピペンでおこないます。(エピペンとは医師の治療を受けるまでの間、アナフィラキシー症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤です。)エピペン自体は注射器のようなもので、太ももの外側に刺すことでアドレナリンを体内に注入します。このトレーナーを使って教職員が自動役、先生役に分かれてエピペンの使い方を試してみました。また、ほかにも救急車を呼んだ時の対応や緊急通報装置の使い方、AEDの位置の確認など年度初めの早い時期に確認しておきたいことを研修で学びました。
また、生活指導の研修も行いました。トラブルはない方がいいのですが、集団での学校生活では必ず起こるものです。トラブルは大人の社会でも同じで必ず起こるもので、その時にどう上手に解決していくかという練習を小学校でしているわけです。決して子どもにレッテルを貼ったり「良い子・悪い子」と決めつけたりすることが目的ではありません。トラブルから何を学んで次に生かしていく大切な勉強です。その大切な勉強をどう進めていくかの研修を生徒指導主事が講師となって実施しました。学校生活が軌道に乗ってきたらトラブルは起きます。その時はどうか大人になるための大切な学習をしているんだという目で見ていただけるとありがたいです。