校長 小林です。
暑くなりました。雨が降れば鬱陶しいのですが、晴れたら晴れたで気温がどんどん上昇します。特に今日は30度を超えるとのこと。そうなると熱中症の心配が出てきます。熱中症を予防で体育等をするときの目安にするためにWBGT値計というものが学校にはあります。
環境省の熱中症予防情報サイトによると、WBGT値というのは別名「暑さ指数」ともいわれ、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なり、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標だとのことです。
配備されているのは写真のような黒球が付いたデジタル温度計のようなものです。電源を入れて数分間置いておくと写真のように数値が表示されます。数字は一番上がWBGT値、次が気温、その下が湿度になります。
これは室内の職員室で計測した数値です。まだ「注意」レベルです
WBGT値は31を超えたら「原則運動は中止」とされています。この日、業間時間に運動場で計測すると27.7まで上がりました。運動は可ですが十分な注意が必要な値です。このWBGT値計は持ち運び用ですが、これとは別に固定された計測器とそれに連動したモニターが職員室につく予定です。設置されたらご紹介します。