学校で出発式を行い、保護者の皆さんに見送られ、
8時30分、バス4台で出発しました。途中少しバス
酔いがあったようですが、予定通り12時に宿舎に
到着しました。現地の天候は曇りの小雨予報で気温は
28℃、海は穏やかでした。「水泳学習」実施の予定で
各宿舎で入舎式を行いました。
一方、教職員の先発隊バス1台は7時頃に学校を出発し、
子どもたちが到着する前に、熱中症対策のテントを9つ
張り、水泳学習区域の目安となるブイを設置する等、
現地で浜の準備を整えました。
6分宿の各宿舎で、昼食のカレーをいただき、水泳
準備が整いました。天候は小雨ですが、気温28℃
水温26℃で海は穏やかです。子どもたちは、海も浜も
とても綺麗な竹野海岸に気持ちを高めながらも、海での
水泳学習に緊張感も感じられました。また、3年ぶりの
臨海学習なので、教職員も、吹田で何度もシミュレーション
したとは言え、久しぶりの、または初めての臨海学習指導に
少し緊張気味でした。ですが、まずは1回目の水泳学習を
体験できることに感謝して臨みました。
1回目の水泳学習は、天候が回復し、終始穏やかな海を
予定通り体験することができました。初めの水慣れは、
緊張の中おそるおそるでしたが、海水のしょっぱさや、
浮力の強さを感じながら、次第に海に慣れていき、最後の
方は、みんな表情に余裕が出てきて、海に親しみ始めて
いました。教職員も児童も、翌日の水泳学習2回目が
ますます楽しみになってきた様子でした。
浜での水泳学習が終わると、6つの宿毎に集まり、
宿長の教職員引率のもと、各宿まで徒歩で帰宅します。
宿の外のシャワーで砂を落とし、グループ毎に内風呂で
入浴します。民宿のお風呂ですから、そんなに大きくなく、
譲り合いながら順に海水を落としました。続いて夕食は、
お手伝いをしながら準備し、美味しくいただきました。
しっかり活動ができ、お腹がペコペコだったようで、たくさん
おかわりをして美味しいご飯に舌鼓をうっていました。その後の
夜の集いは、雨天のため残念ながら実施できませんでしたが、
子どもたちは各部屋で少し長くなった民宿での癒しの時間を満喫
していました。1日目は、回復した天候に恵まれ、海での活動を
がんばったおかげで、みんなぐっすり眠れたようでした。
翌朝は、6時15分起床。天候は晴れ。気温27℃水温26℃。
穏やかな海。さわやかな早朝の浜を散歩しました。7時に朝食を
とり、8時35分より2回目の水泳学習です。
雲の間から時折太陽が顔をのぞかせ、水面に反射した光は、夏、
海、臨海を更に感じさせてくれました。子どもたちは、水泳学習
2回目ということもあり、すぐに海に親しみ力を発揮し始めました。
更に、海水の浮力にも手伝ってもらい、次々に目標を達成する姿が
ありました。途中天候の急変があり、みんなでテントの柱を支える
場面もありましたが、天気はすぐに回復し、また太陽が。海でこそ
できる海でしかできない水泳学習や体験学習ができました。また、
この臨海学習の体験は、日常生活を大きく変えるきっかけとなるの
ではないでしょうか。
宿舎に戻り、シャワーを浴び、着替えて昼食のちらし寿司をおいしく
いただいた後、各宿舎で退舎式を行いました。「遠浅で、水も砂も
綺麗な水泳学習をもう一度楽しみたかった」「民宿の生活をもっと
楽しみたかった」と名残惜しそうにバスに乗車し、13時10分に
竹野海岸を出発、帰路につきました。
渋滞もなく予定通りに帰校し、たくさんの保護者の方々にお迎え
いただき、ピロティーで帰校式を行いました。帰校式終了後17時
10分頃に解散し、下校しました。
なお、コロナ禍の臨海学習は、ある程度の覚悟はしていたとは言え、
体調不良により「参加できなかった」「参加できたが見学だった」
「途中で帰宅した」等、残念な思いをした児童がいたことも忘れては
ならないと考えております。