校長 小林です。
5月20日 6年生が研究授業をおこないました。この教材のあらすじは以下の通りです。
幼いアネハヅルがキツネに襲われます。アネハヅルのクルルはその原因とみなされ、そのとき言い返せなかった自分を責めます。悩んだクルルは空を飛べなくなってしまいます。山を越せず厳しい寒さに死を覚悟したクルルの側に、同じくアネハヅルのカララが寄り添います。突然キツネがカララを襲ってきましたが、クルルがカララを助けるために体当たりし、そのタイミングでクルルは再び空を飛ぶことができました。
というお話です。集団と自分の関係ということを意識させる内容の教材で、多感な時期を迎えるこの学年には合っていると思いました。授業では物語を読んだ感想を伝え合うという活動をメインにおこないました。物語の捉え方や感想は1つだけではありません。「捉え方や感じ方が違うことを"楽しむ"」ことが大切です。お互いにしっかりと伝え合う姿が印象的でした。授業後の協議会では活発な討論があり、お招きした講師先生からも示唆に富んだご助言をたくさんいただき実りの多い研究会となりました。