校長 小林です。
11月21日、4年生が福祉体験授業を受けました。これは身体に障がいのある人をサポートする方法を学ぼうという趣旨でおこなっているもので、吹田市社会福祉協議会と山二地区福祉委員会のみなさまのご協力で毎年実施しているものです。年によって点字体験や盲導犬のこともあるのですが、今年は車いす体験とアイマスク体験を行いました。車いすと一口で言っても、自分で車輪を回転させて進むものと介助者が押すものと2つの種類もあります。また、それに加えてバスケットやマラソンなどの競技用のものもあります。そんな車いすのつくりを学んだり、車いすに乗る方が不安を感じてしまわないような押し方などのレクチャーを受け、体育館内で実際に乗ったり押したりしてみました。「乗ってるだけだから楽ちん」と思っていた児童もいたかと思いますが、段差で傾いたり、スピードが出すぎたりすると怖い思いをします。街でよく見かけるちょっとした段差が、実際には越えにくいんだなというようなことを体感できたのではないでしょうか。アイマスク体験はアイマスクを付け(肌に触れるのでティッシュを重ねました)、白杖を持ち、介助者の肘や肩を持って2人1組で廊下を歩きます。5階からスタートし、階段を4階まで下りて再び5階に戻るというコースでしたが、白杖で障害物の有無を確かめながら歩くものの、前が全く見えない中で階段を上り下りするのはかなり怖かったと思います。介助者もただ歩くだけでなく「右に曲がって」「あと1段だよ」などとアイマスクをした人が安心できるような声掛けもしていました。街に出たら車いすに乗る方、視覚障がいの方と出会うこともあると思います。この日の経験を思い出して適切な支援ができるようになるといいですね。
車いす体験
段差が難しい!
アイマスク体験
下が見えないのは怖いな