校長 小林です。
5月9日、1年生・2年生を対象に防犯教室を開きました。講師として来ていただいたのは吹田警察の警察官の方々です。低学年対象ということで誘拐、連れ去り防止がテーマでした。本校校区は学校から家まで概ね10分以内で着けますし、マンションの方角はすぐにマンションの敷地に入るので、他所の校区よりはこういう犯罪のリスクは少ないのかなとは思いますが、マンション敷地内は不特定の誰でもが通れることや、エレベータは密室になってしまうこともありますので、用心しなければいけません。この日は誘拐犯の「ゆうかいするぞう」さんにどんな手口を使って誘拐するのか、どんな子が誘拐しやすいのかというようなことをインタビューするという形で進められました。それによると「ほしい物を買ってあげるよ」「楽しいところに連れて行ってあげるよ」「お母さんが車にはねられて病院に行ったから一緒に行こう」、また、指をさして手招きし、何かと思って近づいたら力づくで連れていくというような手口があるそうです。誘拐しやすい子は一人で遊んでいる子、何かあったときに大きな声が出にくい子は誘拐しにくいということでした。途中、「ゆうかいするぞう」が退出した後で顔や服装の特徴を聞いてモンタージュする場面もありましたが、子どもたちは細かいところまでよく記憶していてビックリでした。また、「知らない人について行かない」ということは浸透していますが、ちょっとした顔見知りやよく知っている人からの犯罪行為もありますし、男性ばかりが誘拐犯かというとそういうこともないので注意するようにというお話もありました。最後は動画で街に潜むいろいろな危険とその回避の仕方を学びました。