校長 小林です。
広島駅から平和公園までは10分少々で到着します。見たところ何の変哲もない大都会。ここで78年前に原子爆弾が炸裂したとはとても思えません。でも。ビル街が途切れパッと視界が開けた時に目に飛び込んでくる原爆ドームを見ると、確かに原爆が落ちたんだということを確信します。子どもたちからは「うわぁ」「すげえ」という声が聞こえてきました。
平和公園到着
バスを降車し「原爆の子の像」に向かいました。ここでは全校生から託された折り鶴を捧げる「セレモニー」を行います。これは修学旅行生の定番の行事で、前の団体がセレモニーをしていると待つことになります。この日は前に1つの団体がセレモニーをしておられたので、それを待って千北小のセレモニーを行いました。黙とうをし、練習してきた平和への思いを込めたメッセージを述べ、代表児童が折り鶴を「これはぼくらの叫びです これは私たちの祈りです 世界に平和をきずくための」と記してある碑文のところに捧げました。そして平和集会でも全校で歌った「折り鶴」を歌って、セレモニーを終了しました。鶴はセレモニーが終わったら碑文から展示ブースに動かすことになっており、この日の展示ブースに飾りました。
平和の誓いを述べます
折り鶴を捧げました。
展示ブースに移します
原爆の子の像を後にしてクラスごとの写真を撮りました。川を挟んで背景には原爆ドームが映ります。
そしてこの日、碑巡りでお世話になるピースボランティアさんと合流し、活動班ごとに平和公園内の碑を巡って説明を受けました。1時間以上も公園内を歩き、とても丁寧な説明をしていただきました。ネット上を検索すればたくさんの情報を得られますが、こうやって歩いて話を聞いて...という経験の方が印象には残ります。
ボランティアさんのお話を真剣に聞きます
碑巡りはこうして終了し、お世話になったボランティアさんにお礼を述べ、原爆慰霊碑(正式名:原爆死没者慰霊碑)の前で学年全員で写真を撮影しました。(続く)