11月18日・19日 6年生修学旅行②

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 校長 小林です。前回の続きになります。

 平和公園で最初に向かったのは原爆の子の像です。被爆の影響による白血病で亡くなった佐々木禎子さんを悼んで全国の子どもたちの募金でできた塔です。ここで平和セレモニーを行いました。事前学習をして6年生が感じた平和に対する思いを呼びかけにし、「折り鶴」の歌をみんなで歌います。マスク越しではありましたが、大きな声でしっかりと「平和宣言」を訴えていました。児童らも「本当に被爆地ヒロシマに来たんだ」と実感したことと思います。

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 原爆の子の像を後にして向かったのは「原爆死没者追悼平和祈念館」です。原爆で亡くなった人々の名前や写真が収蔵されていて原爆死した人々のことを永久に記憶に留めようという施設です。時節柄、体温測定器で体温チェックを受けてから入館するので、全員が入るまでに少し時間がかかりました。原爆の被害というと一口に死者14万人というような表現をしますが、14万の人々にはそれぞれ名前があり、その瞬間まで人生がありました。そういうことを思い起こさせてくれる施設です。

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見学ののち、昼食となりました。昼食は広島名物の「お好み焼き」です、結構大きくて、中に大量のキャベツと麺が入っているので、食べ応えがありましたが、お腹が空いていたのか、みんなおいしそうにパクパクと食べていました。

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 被爆体験講話を聞く時間が迫っており、昼食もそこそこに会場へと移動しました。この日お話しいただいたのは白石多美子さんで、ご自身が7歳の小学校1年生の時に被爆されました。(そのお話の内容は以下のページに詳しく書かれています。)http://www.pcf.city.hiroshima.jp/hpcf/heiwabunka/pcj184/Japanese/05J.html

 児童らは、一言も聞き漏らすまいと一生懸命に話を聞きとってメモに書いていました。被爆体験者の方も高齢化が進み、やがて生のお話は聞けない時代が来ます。ですから今回、このように生のお話が聞けたのは貴重なことです。

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このページは、ウェブ管理者が2020年11月24日 08:55に書いたブログ記事です。

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