校長 小林です。
本市では全小・中学校においてさまざまな「いじめ防止」の取り組みを行っていますが、その一環として現在「いじめ予防授業」をおこなっています。いじめが起きてしまったときに適切な対応をすることは最も大事なことですが、いじめを未然に防ぐことができたらそれに越したことはありません。
いじめ防止授業は低学年・中学年・高学年用のワークブックがあり、その内容を読んで話し合ったり、感じたこと・考えたことを書き込んだりしながら進めていきます。この日は4年生のクラスでいじめ予防授業をおこなっていました。いじめが深刻化する原因の2つとして「アンバランスパワー」と「シンキングエラー」があります。「アンバランスパワー」は加害側と被害側に起こる不均衡な力関係のことでシンキングエラーとは「相手がそんなに嫌だとは思わなかった」とか「やられたらやり返しても良い」というような考え方、また「あれはいじめではなく"いじり"だと思っていた」というような誤ったとらえ方などを指します。4年生はこういうことがなかったか、また、どうすればこういうことが防げるかということを学習しました。このような授業は全クラスで行い、ワークブックは学習を終えたら持ち帰りますので、ご家庭でも一度ご覧いただけたらと思います。
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