校長 小林です。
9月29日、4年生が研究授業を行いました。教科は国語で単元名は「プラタナスの木」という椎名 誠の著作です。あらすじは
「友だちと集まってサッカーをする公園には大きなプラタナスの木がありました。その公園で、子どもたちは、一人のおじいさんと仲良くなります。おじいさんは樹木の事にとても詳しい人でした。夏休みになり、子どもたちは、それぞれ帰省したり旅行に出たり、地元を離れます。夏休みが明けると、公園のプラタナスの木がなくなっていました。台風のせいで倒れかかって、危険なので切られたのです。プラタナスの木がなくなると、おじいさんも現れなくなりました。」
というもの。ファンタジー作品ともいえると思いますが、この作品でどのようなことを教えるかというのは非常に難しく感じます。同じく6年生で扱う宮沢賢治の「やまなし」という作品も同様に難しいとされています。この授業では「なぜまーちん(主人公)たちは切り株の上に立ったのでしょうか?」ということを主発問にして作品に迫っていくという手法をとりました。観念的なこの作品で子どもたちは一生懸命に考え、自分の考え方を発表していました。授業後の研究会でも熱い討論が交わされました。そして指導助言の先生からも「作品に対するこだわり」という内容でのお話をいただきました。4年生児童たちの成長が感じられた授業でした。
授業後 研究会