校長 小林です。
9月1日、大阪880万人訓練が行われました。この9月1日というのは関東大震災が起きた日で今年は100年目となります。
関東大震災は大正12年(1923年)9月1の11時58分に、発生した相模湾北西部を震源とするマグニチュード7.9と推定される大地震とそれによって発生した大規模な火災のことで、この地震により、10万棟を超える家屋が倒壊し、折しも発生が昼食の時間と重なったことから、多くの火災が発生して被害を拡大しました。この地震によって全半潰・消失・流出・埋没の被害を受けた住家は総計37万棟にのぼり、死者・行方不明者は約10万5000人に及ぶなど、甚大な被害をもたらしています。
これは単なる昔ばなしではなく、近い将来に発生するといわれている南海トラフ巨大地震が発生すると、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、隣接する周辺の広い地域でも震度6強から6弱の強い揺れになると想定されています。また、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波が想定されています。その時に自分の身を守るためにはどのような行動をとればよいかを常に考えておかなくてはいけません。
大阪880万人訓練の訓練時間帯は13時から。本校では掃除時間の真っ最中です。はじめは授業時間の時の方が訓練しやすかったのにと思いましたが、地震は時と場所を選んではくれません。先生の指示が届かない掃除時間ということもあり得ます。だから逆に良い経験になったかもしれません。放送を聞いた児童は教室で、あるいは廊下できちんと「シェイクアウト」できていました。