準備体操の後、いよいよ水の中に入っていきます。安心して入れるよう、班の仲間と手をつなぎながら入っていきました。退所式の時に「今回初めて海で泳いだ人はいますか?」と所長さんが聞かれたときに半分以上の手が上がっていましたので、海が初めてという児童がたくさんいます。当然ながら海の水はしょっぱいのですが、急に飲んでしまったときに慌てないために水を口に含んでみたり、浮いたり沈んだりしながらプールと海の違いを体感しました。この日も2日目も快晴なのはよかったのですが、浜はたいへん暑く熱中症のリスクが高まります。一人一本のスポーツドリンクに加え、いつでも飲めるようなお茶等の水分をテントに準備し、待ち時間が長くなる時は体を水につけて体温を下げるというような取り組みも行いました。
1日目は海での泳ぎに慣れるということが目標ですので、長い距離を泳ぐというよりは短い距離を泳ぎながら立ち泳ぎや浮き身、隊列での泳ぎを中心に練習をします。子どもたちからは「うわぁ、めっちゃ浮く!」「泳ぎやすい!」というような声が聞こえてきました。この浜は波打ち際から少しのところで急に深くなります。危険なようにも思いますが、立てると思って立とうとした時に足がつかないとパニックに陥ってしまいます。そういう意味からはすぐに足がつかなくなるということを意識することができ、泳ぎに集中できます。みんな学校のプールで練習してきたことをいかんなく発揮できていました。
気が付けば14時から始めた水泳学習も時間は16時30分。予定していた内容を終え、整理体操ののちに浜を後にしました。施設の前が浜なのですぐに帰宿できます。帰宿したらすぐに入浴や洗濯を行いました。
信頼できる仲間と手をつないで水に入ります
海水を口に含んでみます
プールと海の違いを泳いで確かめます
海では浮き身も良く浮きます。