2026年9月アーカイブ
9月27日(日)の日曜参観の1時間目、保護者・地域の皆様を対象に、「校長が語る!学校経営方針!」を開催しました。
実はこの企画、開催を決めたのはわずか3日前。「せっかくの日曜参観。保護者や地域の皆さんと、学校が大切にしていることを共有できる時間にできないか」という思いから急遽企画したものです。それにもかかわらず、当日は100名を超えるたくさんの方に参加いただきました。
今回お伝えしたかったのは、北山田小学校が「何をしているか」という取組の紹介だけではありません。
その根っこにある、「私たちは子どもをどのような存在として捉えるのか」「子どもに関わる大人として、どうありたいのか」ということです。
北山田小学校が大切にしているのは、まず「子どもを信頼する」こと。
子どもは「善くありたい」「学びたい」と願い、自ら学び、成長する力を持っている。だからこそ、大人が先回りして答えを与え続けるのではなく、「あなたはどうしたい?」「そのためにどうする?」と問いかけ、子ども自身の自己決定を大切にしたいと考えています。
授業でも、生活指導でも、学校行事でも同じです。
「指示・命令・号令」から「問いかけ」へ。
失敗しないように大人がコントロールするのではなく、失敗したら振り返り、「やりなおし」ができるようにする。
そんな日々の積み重ねを通して、本校の学校教育目標である「自律・協働・創造」、そして子どもたちの主体性と当事者性を育んでいきたいと考えています。
そして、これは学校だけでできることではありません。
子どもに主体性や当事者性を育みたいのであれば、私たち大人自身も「誰かがやってくれる」ではなく、「自分には何ができるだろう?」と考える当事者でありたい。
講演後の感想には、「家庭でできることを考えるきっかけになった」「自分自身が当事者として何ができるかを問い続けたい」「自分も何か貢献したい」といった声が寄せられました。
こうした言葉を読みながら、今回の会を開催して本当によかったと感じています。
学校経営方針は、校長や教職員だけが共有していても意味がありません。学校・家庭・地域がそれぞれの立場から子どものことを考え、違う考えがあれば対話し、一緒によりよい学校を創っていく。その大人たちの姿そのものが、子どもたちにとって大切な学びになるはずです。
「自分の学校は、自分がつくる」
これは、子どもたちだけに向けた言葉ではありません。
教職員も、保護者も、地域の皆様も、一人ひとりが北山田小学校を創る大切な一員です。
今回の会が、「学校の話を聞く場」で終わるのではなく、「自分も北山田小学校を創る一人なんだ」と思っていただく小さなきっかけになっていたら、とても嬉しく思います。
これからも、学校から一方的に発信するだけではなく、皆様と対話し、つながりながら、子どもも大人も笑顔になれる北山田小学校を一緒に創っていきたいと思います。
9月25日(金)
第4回となる「校長ランチ会」を開催しました。
今回参加してくださったのは、保護者や地域の方々6名。子育て真っ最中の保護者の方、教育やスポーツに関わってこられた方、長年地域で子どもたちを見守ってくださっている方など、立場も年代も経験もさまざまです。
まずは自己紹介からスタート。
「今の学校教育がどんなふうに変わってきているのか知りたくて」
「子どもが学校でどんな給食を食べているのか興味があって」
「地域で長く子どもたちに関わってきたので、今の学校のことをもっと知りたくて」
「校長がどんな思いで学校づくりをしているのか、直接聞いてみたくて」
参加のきっかけも、それぞれ違います。
校長ランチ会には、「教育について詳しくないと参加できない」とか、「学校の活動に普段から関わっていないといけない」といった条件はもちろんありません。
「今の学校ってどんな感じなんだろう?」
そんなちょっとした興味から参加していただければ十分です。
■子どもたちと同じ給食を囲むところから
自己紹介の後は、エプロンとマスクを身につけて、給食の準備へ。
この日の献立は、十五夜にちなんだメニュー。里芋のみそ汁や月見団子などを、子どもたちと同じように配膳していただきました。
すると自然に、
「昔は牛乳瓶だったよね」
「ストーブの近くで牛乳を温めていた」
「今はストローを使わないんですね」
「中学校の給食はどうなっているんですか?」
など、給食をきっかけに会話が広がっていきます。
学校の会議室に集まって、資料を見ながら「学校について話し合いましょう」と言われたら、少し構えてしまうかもしれません。
でも、同じ給食を囲みながらだと、不思議と話しやすい。
給食には、それぞれの子ども時代の記憶があります。
「自分のころはこうだった」
「今の子どもたちはこうなんだ」
そんな何気ない会話から、世代を越えた対話が始まります。
これも校長ランチ会の大切な魅力の一つです。
■学校が大切にしている「子どもを信頼する」ということ
給食をいただきながら、私からは北山田小学校が目指している学校づくりについても少しお話ししました。
本校の学校教育目標は、「自律・協働・創造」です。
そして、そのすべての土台に置いているのが、
「子どもを信頼する」
という子ども観です。
子どもは本来、
「もっとよくなりたい」
「できるようになりたい」
「知りたい」
「学びたい」
という思いを持っている存在だと、私は考えています。
だからこそ、大人がすべてを決め、すべてを教え、すべてを指示するのではなく、子ども自身が考え、選び、決める機会を大切にしたい。
授業では、できるだけ「学びのコントローラーを子どもに渡す」。
学校生活では、「指示・命令・号令」から「問いかけ」へ。
例えば子ども同士でトラブルが起こったときにも、大人がすぐに、
「あなたが悪い」
「謝りなさい」
と答えを出すのではなく、
「あなたはこれからどうなりたい?」
「そのためにはどうしたらいいと思う?」
と問いかける。
子ども自身が考え、決め、やってみる。
もちろん、うまくいかないこともあります。
でも、そのときには、また考えればいい。
失敗したら、やり直せばいい。
子どものうちに、そんな経験をたくさんしてほしいと思っています。
■「大人が待つこと」の難しさと大切さ
この話をすると、参加者の方からスポーツ指導についてのお話が出ました。
かつてバレーボールを指導されていた方は、練習メニューを指導者がすべて決めるのではなく、選手たち自身に考えさせていたそうです。
すると、自分たちで話し合い、自分たちで決めた練習に取り組む子どもたちの表情が変わった。
試合で想定外のことが起きても、指導者の指示を待つのではなく、選手同士で話し合って立て直そうとするようになったそうです。
別の保護者の方からは、お子さんが通う野球チームの話も出ました。
小さな子どもが練習中に虫を見つけて夢中になっていても、コーチはすぐには叱らない。
保護者が、
「もう少しバッティングを教えてもらえませんか?」
とお願いしたときにも、
「待っていてください。そのうち自分で覚えますから」
と言われたそうです。
そして実際に、子どもは友達の姿を見たり、自分で試したりしながら、少しずつできるようになっていった。
学校でも、スポーツでも、家庭でも同じなのかもしれません。
子どもに任せる。
子どもを信じる。
そして、待つ。
言葉にするのは簡単ですが、大人にとっては実はとても難しいことです。
だからこそ、学校だけで考えるのではなく、保護者や地域の皆さんと、
「私たちは子どもをどんな存在として見ているのだろう」
「どんな子どもたちに育ってほしいのだろう」
「そのために大人はどう関わればいいのだろう」
ということを語り合いたいと思っています。
■同じ考えになるのではなく、「子ども観」を擦り合わせる
もちろん、学校と家庭、地域の考え方をすべて同じにする必要はありません。
人が違えば、考え方も違います。
子育ての経験も、教育を受けてきた時代も違います。
むしろ、違うからこそ対話することに意味があります。
「学校ではこう考えています」
「家庭ではこんなことに困っています」
「地域から見ると、こんなふうに見えています」
それぞれの立場から話し、相手の話を聞く。
その中で、
「そこは同じですね」
「そんな見方もあるんですね」
「じゃあ、こんなことができるかもしれませんね」
と少しずつ共通理解が生まれていく。
私は、こうして大人同士が子ども観を擦り合わせていくことが、とても大切だと思っています。
学校と家庭と地域で、子どもに向けられるメッセージが大きく食い違うのではなく、
「あなたには自分で考える力がある」
「あなたのことを信頼しているよ」
というメッセージが、いろいろな大人から伝わる。
そんな環境が、子どもたちの安心や主体性につながっていくのではないでしょうか。
そして、子どもが笑顔になるだけではなく、大人も、
「一人で抱えなくていいんだ」
「一緒に考えてくれる人がいるんだ」
と思える。
校長ランチ会を、そんな子どもと大人、双方の笑顔につながる場にしていきたいと思っています。
■「実は、うちの会社でこんなことをしています」
今回のランチ会では、こんな素敵なつながりも生まれました。
ある保護者の方から、
「勤務している会社で、小学生向けに紙と環境について学ぶ出前授業をやっています」
という話が出たのです。
森林を適切に管理し、木を育て、間伐し、また植える。
紙と森林、環境との関係について、子どもたちが紙芝居やグループワークなどを通して学ぶプログラムがあるとのこと。
「それ、学校の学びとつながるかもしれませんね!」
と話が盛り上がりました。
これこそ、学校が地域に開かれていく面白さだと思います。
学校の中だけで、
「何かいい教材はないかな」
「子どもたちにどんな経験をさせられるだろう」
と考えていても、学校の外にあるたくさんの可能性にはなかなか気づけません。
でも、保護者や地域の方と話してみると、
「こんなことができますよ」
「こんな人を知っていますよ」
「こんな場所がありますよ」
という話が出てくる。
学校の周りには、まだ学校が知らないたくさんの「人」「もの」「こと」があります。
人と人がつながることで、それらが子どもたちの学びに変わっていく。
校長ランチ会は、そんな新しいつながりが生まれる場でもあります。
■「校長先生が替わったら、この学校はどうなるんですか?」
そして今回の対話の中で、とても印象に残る問いがありました。
「校長先生が替わったら、この学校はどうなるんですか?」
とても大切な問いだと思いました。
校長も教職員も、いつかは異動します。
校長が替わった途端、それまで大切にしてきたことがなくなってしまう。
そんな学校にはしたくありません。
私は「福井校長の学校」をつくりたいのではありません。
つくりたいのは、
「北山田小学校の文化」
です。
だから、学校経営方針も校長一人で決めて教職員に下ろすのではなく、たたき台を示し、教職員みんなで対話しながらつくっています。
そして、それでもまだ十分ではないと思っています。
なぜなら、教職員も異動するからです。
だからこそ、保護者や地域の皆さんにも、
「自分も北山田小学校を創る一人なんだ」
と思ってもらえる学校にしたいのです。
■地域は「土」、教職員は「風」
私は、学校づくりについて考えるとき、「土と風」というイメージを大切にしています。
子どもを一本の木だとすれば、
地域や保護者は「土」。
教職員は「風」。
教職員は異動します。
新しい風を運んできて、いつかまた別の場所へ移っていく。
でも、地域という土はそこにあり続けます。
豊かな土があれば、風が替わっても、子どもたちは安心して根を張ることができる。
だから学校づくりを、校長や教職員だけのものにしたくないのです。
保護者や地域の皆さんにも、
「学校にやってもらう」
「学校を手伝ってあげる」
という関係からもう一歩進んで、
「自分たちも、この学校を一緒に創っている」
と思っていただけたら。
校長が替わっても、
「私たちは、こんな学校を大切にしてきました」
「子どもたちのために、これからもこんな学校にしていきたいです」
と語れる人が地域にたくさんいれば、学校の大切な文化はきっと受け継がれていきます。
それこそが、本当の意味での「地域とともにある学校」なのではないかと思っています。
■校長ランチ会は、気軽な入口です
とはいえ、校長ランチ会は決して難しい学校教育論を語る会ではありません。
給食を食べながら、
「昔の給食はこうだったよね」
「最近、子どもがこんなことを話しています」
「地域ではこんなことがあるんですよ」
そんな何気ない話をするところから始まります。
今回も、最初は初対面だった人たちが、終わるころにはすっかり打ち解けていました。
その中から、学校と保護者がつながり、保護者と地域がつながり、地域の人同士も新しくつながっていく。
そして、そのつながりの先に子どもたちがいる。
それが、このランチ会の一番の魅力なのかもしれません。
北山田小学校が大切にしている言葉、
「自分の学校は、自分がつくる。」
これは子どもたちだけに向けた言葉ではありません。
教職員も、保護者も、地域の皆さんも、そして子どもたちも。
一人一人が北山田小学校を創る大切な一人です。
これからも校長ランチ会を通して、人と人がつながり、互いの考えを知り、子どもたちのことを一緒に考える輪を少しずつ広げていきたいと思います。
そして、そのつながりが、子どもと大人の笑顔があふれる北山田小学校につながっていくことを願っています。
9月16日(水)
2時間目の理科の授業です。
4年生では、今「とじこめた空気のせいしつ」の単元に取り組んでいます。
空気でっぽうでの遊んだ経験を振り返り、
「とじこめた空気をおすと、空気はどうなる?」
という問いに対して、次々と子どもたちが自分の考えを語っていきます。素敵だなと思うのは、子どもの発言が単発で終わらなないこと。先生のファシリテートもあり、友だちの発言に別の子がつなげて問いを解決しようとしていました。
こうやって、子どもたちはみんなで学ぶことの大切さを体感し、横のつながりを強固なものにしていくんですよね。
先生も子どもたちの考えのアウトプットを楽しんでいて、とても良い雰囲気でした。
授業は先生だけがつくるものじゃない。みんなでつくるものなんですよね。
9月15日(火)
この日の放課後は校内研修でした。
タイトルは
「子どもの『できる』を育てる発達の土台―自律神経と感覚統合の視点から考える発達支援―」
です。
講師として、ウェルネスシンフォニー株式会社の方々をお招きしました。
内容はタイトルのとおりで、
発達の土台には自律神経があり、そこを整えることで、こどもの「できた」を育むことができるというもの。
この視点はなかなか今までじっくりと考える機会がなかったし、実際にエクササイズを通して身をもってその大切さを実感しながらの学びだったので、とても楽しく深めることができました。
今後はこの学びをどのように子どもたちとの関わりに生かしていくのかを考えていく必要がありますが、子どもたちの可能性を拓くひとつの手段になりそうです。
9月14日(月)
サステナトレセンって知っていますか?
(以下、ガンバ大阪のホームページから抜粋)
-------------------------------
「サストレジャパンプロジェクト」は、プロサッカークラブを地域のハブとして、企業・自治体・教育機関が連携し、持続可能な地域社会の担い手となる「サステナプレイヤー」を育成する全国プロジェクトです。2026年度は、ガンバ大阪をはじめ、湘南ベルマーレ、レノファ山口FC、ギラヴァンツ北九州、アビスパ福岡の5クラブが参加し、全国7校でプログラムが展開されます。
ガンバ大阪は、吹田市立北山田小学校および吹田市立千里たけみ小学校の小学5年生を対象にプログラムを実施します。子どもたちは「みんなが住み続けたくなる街って、どんな街だろう?」をテーマに、地域の未来について考え、企業や自治体、クラブスタッフなど多様な大人たちとの対話を通じてアイデアを形にしていきます。
--------------------------------
吹田市内では何校も手を挙げていましたが、僕は北山田の5年生ならきっと面白いアイデアを考え出し、しっかりとやり抜いてくれるだろうという自信があったので、ガンバ大阪に対して猛烈アピールのプレゼンをしたところ採用していただいたのです!
この日はそのキックオフの日。自分たちが住む「地域」についてのイメージを膨らませた後、ガンバ大阪の方から、サステナトレセンとは何か、どうしてそのような取組みをするのかということを語っていただきました。その後、僕から、君たちの力を信じて猛烈アピールして採用してもらったんだよと話すと、大盛り上がり!やる気が伝わってきました。
さあ、どんなアイデアが生まれ、企業さんとどのようなコラボができ、どんな住み続けたい街が実現するか楽しみです。
一緒に楽しみながら頑張ろう!
9月14日(月)
4年生の教室では、国語の授業が行われていました。教材は「一つの花」。戦時中のお話です。
この時間の問いは「「一つだけのお花、だいじにするんだよぅ・・・・。」と言ったお父さんの気持ちを考えよう。」でした。
子どもたちは一人で考える時間を経て、協働的な学びの時間へ移るのですが、その際、先生が
「さあ、どうする?グループ?クラス?」
と問うのです。
協働的な学びの形態を子どもたちに選択させているんですね。
そのように問われると、自分の頭の中の整理状況をメタ認知し、いきなりクラス全体で対話してもいけるのか、小さいグループでもっと自分の思考を整理してからクラス全体で話したいのかを考えます。これって、ものすごく大事なことなんですよね。自己選択・自己決定です。
これを繰り返すことによって、「自分軸」が形成されていくのでしょう。これからも積み重ねていってほしいです。
そして、この日子どもたちが選択したのは、グループでした。
グループトークは、どのグループも制限時間内いっぱい話し続けていて、「それって...」「ああ!」「どういうこと?」「だから...」など、やり取りする中でどんどん深めていく姿が見られました。その後のクラストークでは、グループトークで整理された頭の中の自分の考えをしっかりと自分の言葉で語っていました。
9月14日(月)
5時間目。3年生の教室では特活の授業が行われていました。
子どもたちは、「何のために」という目的に立ち返りながら自分たちの係活動をどのように進めていくのか、メンバーで話し合っていました。より良いクラスにするために、自分にできることは何かと考え、仲間と協力し、実行することは自治。大切な学びです。
隣のクラスでは図工に取り組んでいました。絵の具を使って、「にじみ」を楽しんでいました。繊細な点をつけて小さなにじみをたくさん創り出している子、豪快に大きなにじみを創り出している子、様々で見ていて面白いです。個性ですね。「こうでなければならない」がほとんどない創作活動。自分の感性を伸ばしていってほしいです。
そして廊下に出ると、もう一つのクラスが、学校内の防火設備の確認をして回っていました。他の教室は授業中なので、静かに、でも一生懸命学ぼうとして小声で自分の考えを伝えようとしている姿も素敵でした。
9月14日(月)
3時間目。1年生では算数の授業が行われていました。
〇より●おおきいかず
△より▲ちいさいかず
という問題。
言葉で聞かれると「?」ってなっちゃうんですよね。
そこで、先生は丁寧になぜその答えになるのかを子どもに問い返し、
その問いかけに対して、前に出てきて、みんなに分かるように図も使いながら、また、みんなの反応も見ながら自分の言葉で説明しようとしていました。
また、友だちの考えに対して
「分からん」
と言える子もたくさんいます。
一人の「分からない」や「まちがい」はみんなにとっての学びの種。
いつもそれを大切にしていることが伝わってきました。
隣のクラスでも同様に算数の授業が行われていました。
懸命にみんなに分かるように説明している姿は素敵すぎます。このクラスでも「わからない」がちゃんと言えていましたし、それを大切にする子どもたちの姿が見られました。いいですね!
9月14日(月)
3時間目。2年生の教室では国語の授業が行われていました。
「ニャーゴ」という物語文を教材とした単元で、この時間は「ねこの気持ちの変化を読み取ろう」というめあてでした。
ねこが「何ってべつに。」と言った時の気持ちを考えるのですが、子どもたちは本文に立ち返りながら自分の言葉で語っていました。何より先生が子どもたちの考えを聞いて楽しんでいるのが素敵でした。
隣の教室も国語でした。
ちょうど漢字の学習をしているところで、書き順を確認し、互いに見合うということをしていました。こういった子ども同士のかかわりを授業の中で入れていくことで、横のつながりが生まれていくんですよね。良い顔がたくさん見られて嬉しくなりました。
9月11日(金)
この日はお昼からお客様が5名来られました。
北海道の田中学園という私立の学校から2名の先生
京都芸術大学附属高校の校長先生
京都市立勧修小学校の校長先生
山田東中学校区地域教育協議会の事務局長さん
です。
地域教育協議会の事務局長さんもお呼びしたのは、地域とともにある学校づくりを進めていくうえで、田中学園さんは地域連携をされているとのことだったので、なにかしら良いヒントをいただけるのではないかという理由からです。
京都芸術大学付属高校の鈴木克治校長先生とは、今年度、とある研究会でご一緒させていただき、少しお話しさせていただいてからのお付き合いです。つながってまだ日が浅いのですが、大変僕のことを面白がってくださり、田中学園のお二人の先生に勧めてくださったことで今回の訪問が実現しました。
鈴木校長先生はもちろん、田中学園の松浦先生も辻先生、勧修小学校の中坂校長先生も大変高い志と情熱を持たれた方でした。そのため、僕も嬉しくて嬉しくて大変話が盛り上がり(ほとんど僕が話していましたが・・・)、12時半に来校されて、16時15分までの滞在時間があっという間でした。
先生方には各教室も見て回ってもらいましたが、その後の感想で、「子どもたちも生き生きしているし、先生たちも素敵ですね。」「先生と子どもが良い関係を築いていることがよく分かりました。」「職員室の雰囲気がとてもいい!素敵な学校です。」など、とても嬉しい言葉の数々をいただきました。
このようなご縁に感謝!
僕も大変刺激をいただき、学ばせてもらいました。
いただいた嬉しい言葉は先生たちと共有させてもらい今後の励みにさせてもらいました。
ありがとうございました!
また逆に訪問させてもらおうと思います。
9月10日
業間休み。音楽室では、2年生の子どもたちが音楽会で演奏する曲の楽器練習に取り組んでいました。
それぞれ自分の担当する学期を練習するので、先生だけではなかなか一人ひとりをサポートするのは難しい。
ということで、サポーターさんたちにヘルプのメールを発信したところ、3日間の日程それぞれに5~7名の音楽が好きなサポーターさんが集まってくれました。
音楽室の中では、サポーターさんが自ら子どもたちに声をかけて困っていることはないか確認し、必要に応じてサポートしてくださっていました。
みんながつくるみんなの学校。
とても微笑ましい姿でした。
こうやって当事者意識をもって自分にできることを実行してくださる方がいることに感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!
そして、これからも共にみんなが幸せな学校をつくっていきましょう!
9月7日
1年生の生活科。
この日は、バッタの観察をしようとしていました。授業時間中に中庭でつかまえようとしていましたが、見つけられなかったみたいで、結局休み時間にすでに捕まえていたバッタ2匹をみんなで観察することに。
そこで、先生は
「みんなでこのバッタをしっかり観察してほしいんだけど、2匹しかいないから、どうしたらいいかな?」
と子どもたちに投げかけました。すると、
「並んで順番に観たらいいんじゃない?」
「バッタの前に3列くらいで並んで、前の人はしゃがんで、2列目は中腰、3列目は立つっていうふうにしたら?」
「写真をiPadで撮ればいいじゃん」
などなど次々とアイデアが・・・。
子どもたちは意見が出るたびに
「なるほど!」
「いいね」
「それだったら・・」
と反応が次々と。
結果的には、iPadで撮った写真をTeamsで共有するということになりました。
こうやって、先生がすべてを決めるのではなく、少しずつ自己決定できる機会を保障していくことが子どもたちの自律につながります。とても大切な場面を見ることができました。
今日の午後、学校にとある男性から連絡がありました。
「9月8日(火)の雨の日に公園にバイクを停めていたんです。用事を済ませてバイクのところへ戻ると、バイクの上に乗せていたリラックマのぬいぐるみの上に布がかぶせられていたんです。そして、そこには1通のお手紙があって、書かれていた内容が
『北山田小学校3年3組の者です。リラックマが濡れていてかわいそうだったのでバイクのかごに入っていた布をかけさせてもらいました。もし大切な布だったらごめんなさい。』
という内容でした。その心遣いが嬉しかったので電話させていただきました。」
とのこと。
なんと素敵な子どもなんでしょう!そして、このようなことをわざわざ学校に連絡してくださるこの男性、なんて素敵なんでしょう!!
「ありがとう」はみんなを幸せにしますね。
そして、この「ありがとう」を生み出した3年3組の子どもの行動。最高ですね!!思いやりの行動は幸せを生み出します。
いましゅわのおべんきようをしています
ありがとうの花 にじです
ぜひみなさんも手話について調べてみてください
3年生記者Aさん
※音楽会で披露してくれるのかな?楽しみです。(校長)
今朝は9月の全校集会を行いました。
今回は、めざす子ども像の「や」(「やる気いっぱいで」)がテーマ。
2学期は長い!ということはたくさん成長できる機会がある!君たちの可能性は無限大だから!
という入りで話し始めました。
そこで突然だけど、君たちは可能性の塊だから、できるんじゃないかなと思って、チャレンジしてほしい問題がある。というフリで、
「今からたくさんの人が出てきてボールをパスし合っているんだけど、白い服を着ている人たちが何回パスしているか数えてね。きっとみんなならできると思うねん。」
と言って、この動画https://youtu.be/P-PP35A0vHw?si=CV80Wy8NKtZGoevp
を見せました。(是非見てみてください。そして、パスの回数を数えてみてください。)
正解した子を称えたうえで・・・
「何か変なところはなかった?」
と問いかけてみると、数人が手を挙げてくれたので尋ねてみたところ、
「ゴリラがおった」
とのこと。そこで、他のみんなに同じ意見の人と問うと2割くらいの子がてを挙げていましたが、それ以外の子たちはキョトン・・・。
そこで、もう一度動画を流すと、
「おー!」「ホンマや!」
というどよめきが。全然見えてなかったんですね。でも、「ゴリラ」を意識して見ると、明らかにそこにいる。意識を向けているものは見えるけれど、それ以外のものは見えなくなるという経験でした。
一旦動画のことはここで終わって、始業式の遺伝子の話へ。
良い遺伝子にスイッチを入れると、みんなは何にでもなれるし、何でもできる無限の可能性を持っているということを確認したうえで、そのためには環境が大切ということも確認しました。
そして、環境を整える以外に、もちろん「自分が」自分の遺伝子にスイッチを入れることも大切だという話もしました。そこで、「じゃあ、どうしたらいい?」と問いかけ、その一つが物事をポジティブに捉えることだよと伝えました。
同じ出来事でも捉え方を変えると世界の見え方が変わるということを話したところで、初めの動画の話に戻りました。
白い服の人のパスの数に意識を向けていると、堂々と横切って胸までたたいているゴリラが全く見えなくなる。
つまり、物事をどう捉えるか、どのような意識でいるかによって、世界は自分にとって良くもなるし、悪くもなる。
だったらポジティブに物事を捉えた方がいいよねと話しました。しかも人の考え方や発した言葉は磁石のように同じ考え方の人を引き寄せる力があるから、自分の可能性を開き、能力を身に付けていくためにはポジティブに物事を捉えて言葉にしていくことは大切だと伝えました。
そしてここで押さえときたかったのは、「嫌だ」「しんどい」はもちろん言っていいということ。ただ、そこで終わらずに、自分自身を見つめ、物事の捉え方はどうなっているか、自分が変えられることは何かということを自分自身に問い、自分の人生のコントローラーを自分自身が操作することが大切だと話しました。
そして最後に9月生まれの子どもや先生を祝って終了!
子どもも大人も自分の人生を自分が創っているという実感を味わいながら持っている可能性をどんどん開花させていってほしいと思っています。
9月3日(木)
1年生の教室では算数の授業が行われていました。「なんじ、なんじはん」の単元です。
先生から出される問題に答えているところでした。時計って難しいんですよね。特に何時半かがどちらかが分かりにくい。
子どもたちが時刻を答えるだけでなく、先生が時刻を伝えて手元の時計をその時刻に合わせる問題もありました。
「6時半」
という問題を先生が投げかけると、ある子が
「じゃあ、一度6時に合わせたらやりやすいんじゃない?」
とつぶやきました。そのつぶやきを先生は聞き逃さず、取り上げて
「今の〇〇さんのつぶやき聞こえた?」
と全体に共有。
教師の役割って、すべてを教えるのではなく、いかに子どもが気づいて、その気づきを全体のものにするファシリテートができるかが問われるんですよね。
素敵な瞬間でした。
隣のクラスでは、「10よりおおきいかず」の単元の授業を行っていました。「じゅうよん」の表記の仕方を確認した後、じゃんけんで算数ブロックを取り合うゲーム。最終的に手元に残ったブロックの数を数えるというもの。楽しみながら学ぶって大事ですよね。
そして、1年生の教室を出ると、廊下には何かを調べている3年生の姿が。
「何をしているの?」
と問いかけると、消火栓、消火器、火災検知器とかを探しているとのこと。
「あ、あんなところにある!」
と、嬉しそうに見つけていました。社会科の「火事からくらしを守る」単元の学習ですね。
9月2日(水)
5時間目は2学期初めての委員会活動。
各委員会の活動の様子を見に行くと、それぞれの役割を全うしようと取り組む子どもたちの素敵な姿が。
児童会は、今年度のテーマが「地域の人と創る笑顔」。ということで、どのようにして地域の方々と交流するかということを意見を出し合いながら考えていました。ここは僕も地域とともにある学校づくりを進めているのでとても関心があります。子どもたちが一生懸命頭を働かせ、地域の方々の立場になって考え、より良い企画が生まれることを期待しています。もちろんすべてがうまくいかなくてもOK。どんどんチャレンジ!エラー&ラーンで進んでいってほしいです。
生活委員会は、あいさつを推進するために自分たちで劇をやって動画に収め、それを発信しようと考えていました。撮っている時の様子を見ましたが、とても楽しそう。目的達成のために楽しみながら取り組めるなんて最高ですね。
給食委員会は、給食メニューを紹介する紙をCanvaを使って作成。とても素敵なものができていたので、実際に使われるのが今から楽しみです。
美化委員会は掃除道具のチェック。
全ての委員会を紹介できませんでしたが、このように委員会が中心になって学校生活をより良くするために積極的に動いてくれていることに感謝です。
9月1日、第3回校長ランチ会を開催しました。
今回も、保護者の方、地域の方にご参加いただき、子どもたちと同じ給食を囲みながら、学校のこと、地域のこと、そして子どもたちの未来について語り合いました。
この日の給食は、ご飯、牛乳、みそ汁、照り焼き風ハンバーグ、やみつききゅうり。ご飯には吹田市内でつくられたお米が使われていました。
「パンは週に何回なんですか?」
「牛乳は今、ストローを使わずに飲むんですね」
そんな何気ない会話から始まるのも、校長ランチ会のおもしろさです。
🔳今の北山田小学校は、地域の歴史の上にある
給食を食べながら、話は自然と北山田小学校や山田地域の昔の姿へ。
かつて北山田小学校には、今よりはるかに多くの子どもたちが通っていたこと。地域の人口が増えていく中で、学校と地域の方々が一緒になってスポーツ活動などを立ち上げ、人と人とのつながりをつくってきたこと。
長年この地域に関わってこられた方だからこそ語れる話に、みんなで耳を傾けました。
今、私たちが「北山田小学校」と呼んでいる学校は、校舎や教職員だけでできているのではありません。
これまでこの地域で子どもたちを育ててこられた、たくさんの方々の思いや営みの上に、今の学校がある。
そんなことを改めて感じる時間になりました。
🔳「子どもを信頼する」から始まる学校づくり
私からは、北山田小学校が大切にしている学校づくりについてもお話ししました。
その出発点は、「子どもを信頼する」ことです。
子どもは本来、「よりよくありたい」と思っている。そして、自分で学び、成長していく力をもっている。
だから、大人が先回りしてすべてを決め、「こうしなさい」「あれをしてはいけません」と指示するだけではなく、
「あなたはどうしたい?」
と問いかけ、子ども自身が考え、選び、決める機会を大切にしたいと考えています。
学校教育目標「自律・協働・創造」も、その考えにつながっています。
自分で考え、判断し、行動する「自律」。
違いを「豊かさ」として受け止め、ともに考える「協働」。
そして、仲間と新しいものを生み出し、課題を解決していく「創造」。
その根っこにあるのが、今年度特に大切にしている「主体性」と「当事者性」です。
🔳「間違っても大丈夫」な学校でありたい
参加者の皆さんとの対話は「失敗」や「間違い」の話へと広がっていきました。
失敗しないように大人が先回りすることが、本当に子どものためになるのだろうか。
大切なのは、失敗しないことではなく、失敗した後に、自分で考え、やり直せることではないか。
そんな話をしていると、授業を見てくださった保護者の方から、こんな言葉をいただきました。
「子どもが間違った答えを出しても、先生が『なぜそう考えたの?』と丁寧に聞いて、その考えをみんなの学びにつなげていたのが印象的でした」
とてもうれしい言葉でした。
間違いを「消す」のではなく、間違いからみんなで学ぶ。
「間違っても大丈夫」「失敗してもやり直せる」
そう思える安心感があるからこそ、子どもは自分の考えを表現し、新しいことにも挑戦できるのだと思います。
🔳YouTubeや生成AIと、どう付き合う?
さらに話題は、スマートフォンやYouTube、生成AIへ。
「孫がYouTubeをずっと見ているけれど、大人はどこまで止めたらいいんだろう?」
そんな率直な問いも出されました。
便利なものが増え、簡単に情報を手に入れられる時代だからこそ、「禁止する」「自由にさせる」の二択ではなく、子どもと一緒に考えることが大切なのではないか。
そして、流れてきた情報をそのまま信じるのではなく、
「本当にそうなのかな?」
と立ち止まり、自分の頭で考える力も、これからますます必要になります。
一方で、どれだけデジタルが発達しても、人と直接出会い、話すことの価値はなくなりません。
自分とは違う人と話すから、「そんな見方もあるんだ」と気づく。自分の考えが揺さぶられたり、深まったりする。
考えてみれば、校長ランチ会そのものが、そんな「対話」の場なのだと思います。
🔳海外から見えてきた「日本のよさ」
海外で仕事をされている保護者の方(水泳参観とランチ会のために帰国されたとのこと!嬉しすぎます!)からは、
「海外に住んでみて、日本は本当にすばらしい国だと気づいた。子どもたちにも、できれば一度外から日本を見てほしい」
というお話がありました。
また、別の保護者さんからは、フィリピンを訪れた高校生のお子さんが、安全さや清潔さなど、日本では当たり前だと思っていたことの価値に初めて気づいたという話も。
外に出るからこそ、内側にいる時には見えなかったものが見えてくる。
これは学校も同じなのかもしれません。
教職員には見えていない学校のよさや課題を、保護者の方が教えてくれる。今の保護者や教職員が知らない地域の歴史を、地域の方が教えてくれる。
立場も年代も経験も違う人が集まるからこそ、学校を見る視点が豊かになっていきます。
🔳「地域とともにある学校」は、対話から
私が今年度、特に大切にしているのが、「地域とともにある学校づくり」です。
私のイメージでは、地域や保護者の皆さんは、子どもたちが育つ「土壌」です。
豊かな土壌の中で、子どもたちは木のように育っていく。
教職員は異動がありますから、この地域を通り過ぎていく「風」のような存在かもしれません。それでも、ここにいる間に光や刺激を届け、地域の皆さんと一緒に子どもたちの成長を支えることはできます。
学校だけで子どもを育てるのでも、家庭だけで育てるのでもありません。
学校・家庭・地域のみんなで育てる。
そして、そんな地域で育った子どもたちが大人になった時、
「自分はこの地域に育ててもらった」
「今度は自分が、この地域のために何かしたい」
と思ってくれたら...。
それこそが、地域がこれからも続いていく力になるのではないでしょうか。
給食を囲みながら話していると、一つの話題からまた次の話題が生まれ、いつの間にか学校や子どもたち、地域の未来についてみんなで考えている。
今回も、時間が足りなくなるほど話の尽きないランチ会になりました。
また、お話している中で、看護師をされている保護者さんから、
「以前勤めていた病院のドクターがめちゃくちゃ熱い方で、全国を回って養護教諭を対象に研修をしたりしているんですが、今回「学校ER」という本を出されたんです。是非学校で活用いただけたらと思って持ってきました!」
と、本を寄贈いただきました。感謝です。
子どもたちの健康と安全のため、命を守るために職員で活用させていただきます。
学校を「学校に任せる場所」から、みんなが関わり、みんなでつくる場所へ。
「自分の学校は自分がつくる」は、子どもたちだけに向けた言葉ではありません。
保護者も、地域の方も、教職員も、みんなが北山田小学校をつくる一人です。
また次回のランチ会が楽しみです。
8月27日(木)
3年生の算数では、あまりのある割り算をしていました。
算数では、図と言葉と式をつなぎあわせながら理解したり説明したりすることが大切です。
教室を覗いた時は一人の子が前に出て、図を書きながら説明しており、それを聞いている子どもたちからは、
「ああ、なるほど」「わかりやすい」
などの声があふれており、素敵な雰囲気でした。
また、隣のクラスも算数の授業が行われていました。ここでは、適用問題に取り組もうとしているところだったのですが、「あまりが出そう?出なさそう?」と先生が問い、子どもたちは一問一問の答えに見通しを持ち、手を挙げていました。このように何か問題に取り組む際、まず見通しを持つということはとても大切なことですね。そして、個人で見通しを持つだけでなく、自分の考えを持ったうえで根拠と共にペアで交流していました。
