校長 小林です。
臨時休業もあってしばらく給食が出ていませんが、学校が再開したときには給食も始まることと思います。そんな給食を安全にいただくために気をつけないといけないのは「アレルギー」です。アレルギーと一口に言ってもいろいろな食材で反応が起きますし、また、症状も軽いものから重いものまでいろいろとあります。私たちが特に留意しなくてはならないのは重い症状(アナフィラキシーショック)です。これが起きると対応によっては命が危険にさらされるので迅速で確実な対応が必要です。そのために、給食で口にした食材によってアナフィラキシーショックが起きたという想定で、対応訓練を行いました。担任一人で給食指導中に起きた場合、ひとりでは対応できないので他の先生を呼んで複数で役割を分けます。そしてエピペン(エピペンとはアドレナリン自己注射薬のひとつで、素早く決まった量の薬が注射できるよう工夫されたものです。緊急時にはアナフィラキシーショックの進行を遅らせることができます)での対応が決まっている児童の場合はいち早くエピペンを注射し、救急搬送を要請して救急隊に引き継ぎます。あってはいけない事故ですが、起きてしまったときには適切に対応するためにこのような訓練をしました。
訓練用のエピペン。緊急時には服の上から太ももに注射します。
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