今年度は、「自分たちで課題を見つけ、その解決に向かって学びを進める力 ~自らが学びのかじ取りをする力を身につける~」をテーマに研究を進めてまいります。
吹田市教育センターの授業づくりUpdateプランを活用し、センター指導主事を講師招聘し、研究授業・研究会を行いました。特定の教科を決めずに、取り組みます。6年生は、社会科の授業でした。
「ご褒美に、何かをあげるよ。何がいいかな。」子どもたちは口々に、思いついたものを言います。さすが現代っ子です。「田んぼをあげようと思う。」「いらん。」


時代をさかのぼって、鎌倉時代だったら、「御恩と奉公の仕組みがあった時代では、褒美が土地だったんだよ」源頼朝についていく?ついていかない?子どもたちのズレから、授業が始まりました。意見は、同じくらいに分かれました。命をかけて、土地をもらうことに疑問を持つ子。ついていったら何とかなるからついていくという子。生活が厳しかったらついていく。土地の感覚が違うのでは?子どもたちの様々な意見ができました。

これまでの社会なら、見学に行ったり、インタビューしたりして、調べることができましたが、過去にタイムスリップというわけにはいきません。


そこで、iPadを使ったら?と子どもたちから提案。AIを活用して、AI御家人にインタビューすることにしました。歴史書『吾妻鏡』にのっとって答えるように設定して、わからないところはわからないと答えるようにしました。子どもたちからの質問を入力すると、答えてくれました。土地の大切さ、子孫絶やさないように守っていくことなど、御家人の願いや思いを繰り返し答えてくれたことで、当時の人たちの思いに気づくことができました。

御恩と奉公のシステムは、現代社会にも通じるものではないか、関係性が大切では?豪族の時は、どうだったのだろう?など納得と疑問が生まれました。今と過去を結び付けて考える見方、考え方が少しずつできていています。未来にも広がっていけると思います。社会科を学ぶ意味を感じられる授業でした。
その後の研究会では、今回初めて活用したAIについて、子どもたちの学びの姿を振り返り、授業づくりについて話し合いました。講師の指導主事からのご指導を受けました。今後も授業改善にはげんでいきます。