千里新田小学校の廊下の壁には、今までの卒業生が作成した作品がいくつも飾られています。
その中の一つ、どこかの港を描いた、たたみ3畳分ほどもある大きな版画作品があります。
素敵な作品です。
その作品の一部が破れた状態になっていました。
昨年から、掲示委員会の子供たちと教職員の共同プロジェクトで、その修復が行われていました。
そして令和4年の年始に完成品のお披露目となりました。
修復の裏話を少し書かせていただくと・・・・
修復のプロジェクトがスタートして、破れた部分の絵がどのようになっていたのかが分かりませんでした。
ところが、壁から絵を外してみると、版画の貼られていた土台の板は、何とその版画の版木だったんです。
早速その版木にインクを塗り、大きな紙に刷って、再び版木に貼って、ビニールをかぶせ、壁にセットして修復完成となりました。
先輩たちの残した作品を後輩たちが大切に引き継いでいく、とても爽やかなプロジェクトだったと思います。
頑張った子供たち、教職員の皆さん、ありがとうございました。