校長 小林です。
1995年(平成7年)1月17日に起きた阪神淡路大震災から28年。この震災では6,434名の尊い命が奪われました。子どもたちはもちろん、保護者のみなさまの中にもまだ生まれていなかったという方もいらっしゃることでしょう。この日は確か3連休明けの火曜日で私は家が無事だったので学校に出勤しましたが、多くの先生は出勤できず、しかし児童は登校してくるということで、出勤した先生たちで話し合い、校舎内の入るのは危険なので運動場で遊びながら待たせるといった措置をとったことを覚えています。(ほどなく休校と決まりましたが...)それから地震に対するマニュアルが整備され、地震想定の避難訓練等も実施されるようになりました。
この日の訓練は予告なしで業間時に実施しました。授業中であれば教員が引率し、整然と避難することができますが、児童がバラバラに過ごしている時にも地震は起こるかもしれないということで、この日の「業間休みの時間」という設定になりました。
放送によって地震が発生してということを知ると子どもたちは一斉に机の下などに入る「シェイクアウト」の姿勢をとり、運動場にいた児童は中央に固まってしゃがみました。ほどなくして「揺れが収まったので避難するように」という放送が流れて運動場に避難しました。クラスを担任が引率するわけではなく各自バラバラに階段を下りますが、混乱もなく上手に避難できていました。学校だけではなく、放課後の公園であったり、習い事であったり、お店の中であったり、いつ何時地震に襲われても自分の命を守れる子になってほしいと思います。
まずシェイクアウトの姿勢をとります
運動場にいた児童は中央に集まって固まります
校舎内にいた児童は運動場へ避難します
整列して人数確認をします