校長 小林です。
臨時休校の措置ではご家庭にご迷惑をおかけしております。また、新型コロナウイルス感染によって亡くなられた方へのお悔やみと罹患されたみなさまへ心よりのお見舞いを申し上げます。
昨日3月18日(水)、本校第45回の卒業証書授与式を行いました。ご存知のように3月2日から臨時休業に入り、卒業式もできるのだろうかと心配されたのですが、規模を大幅に縮小するという形で実施することができました。
久しぶりに登校する6年生の児童はみんな晴れやかな表情で「おめでとう」と声をかけると「ありがとうございます」と元気に返事が返ってきてホッとしました。久しぶりの登校ということで「あゆみ」をはじめとした配付物や連絡事項もあったため、開式1時間前の8時30分に6年生は登校しました。
そして9時30分。見守る保護者のみなさんや教職員の前に6年生が入場してきました。そして開式の辞、国歌・校歌斉唱と続きます。この日はなるべく短時間に終えるようにとのことでしたので、校歌も2番まであるうちの1番だけを斉唱しました。そして卒業証書授与です。今年は代表児童のみに授与をし、他の児童は担任が名前を読み上げ、その場で返事をして起立をするという形式に変更しました。この間、練習は全くできなかったのですが、練習をしたかのようにスムーズに進みました。
そのあとは私から式辞を述べ、教職員からの送る言葉、6年生の合唱へと続きました。教職員の送る言葉は5年生が述べるような内容と、私たち教職員のからの6年生への思いを言葉にして「呼びかけ」の形式で行いました。このことは6年児童の誰もが知らなかったので、いわゆる「サプライズ」でした。6年生は練習を重ねてきた2曲の歌を歌ってくれましたが、歌だけでなく事前に各クラスの代表児童には短い言葉を呼び掛けてもらうように伝え、簡単な言葉と合唱の披露となりました。合唱が終わり、6年生は「卒業生」となって式場内の真ん中を胸を張って退場していきました。
形式こそ簡素にはなりましたが、私自身は参加した全員の思いが詰まった温かい式になったと思っています。6年生は教室で担任から卒業証書を手渡され、最後の授業を受けたのちにみんな明るい表情で花道を通って学校から去っていきました。
今年はいろいろな意味で忘れることができない卒業式になりましたが、この日、吹田南小学校から巣立って行った109名の児童のこれからの旅路に幸多からんことを願っています。
卒業証書授与
教職員「送る言葉」
6年生合唱
卒業生退場
花アーチのなかを爽やかに去っていきました。
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