校長 小林です。
12月12日、3年生が研究授業を行いました。単元は分数。もしかしたら3年生の算数のなかでは最も難しい単元かもしれません。私たちが普段使う「3/4」という言い方は「1を4つに分けた3つ分」ということになりますが、「3/4m」と「全体の3/4」では意味がまったく違います。そのあたりの違いをグループで考える授業でした。学び合う授業ではスイスイ解けている瞬間だけが「学べている」わけではありません。ああでもない、こうでもないともがき苦しんでいる瞬間にも学びがあります。本校では指導者の発問や指示ではなく、その授業での子どもたちにスポットを当てて、子どもたちはどこで学んでいたか(あるいは学んでいなかったか)で討議をします。するとその1時間での子どもたちの学びの姿が映像を再生するように浮かびあがってきて、子どもの学び合う授業とは何かを参加者全員が考える研究会となりました。子どもたちだけでなくこのように教員も学びが深い研究を続けていきたいものです。
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