校長 小林です。
6月から米作りに励んできた5年生。先日、稲刈りをしましたが活動はそれだけで終わりではありません。お米は食べる部分以外も本当に無駄にしない作物で、刈り取った後の藁をつかって桟俵(さんだわら)を作りました。桟俵とはわらで編んだ円いふた状の物のことで本来は米俵の両端につける蓋のことを指します。今回は米俵を作るわけではありませんので、それを座布団として作りました。この日は米作りでずっとお世話になっている西さんに稲の束を持ってきていただき、編み方を教えていただきました。稲わらの束を斜めに円状に織り込むようにしていくと丸い形ができていきます。最後は端っこを隙間にねじ込んで完成。屋外でも使える座布団の完成です。無料でできて土の上においても使え、最後は田んぼに捨てたら土にかえっていくという「究極のエコ」ともいえる優れものです。昔の人々の知恵ですね。子どもたちは「難しい!」といいながら作っていました。昔の人はこれをあぜ道に置き、農作業の合間におにぎりなどを食べながら休憩したのでしょうね。当日は稲わらの束と一緒に子どもたちが収穫したお米を脱穀・精米して持ってきてくださいました。5年生はこのお米を使って調理実習をする予定です。
持ってきていただいたお米です
編み方を教わります
稲わらを編んでいきます
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