<前号より続く>
バスを下車し、原爆ドームの横を通り、爆心地の「島病院」の前を見学しながら平和セレモニーを行う「原爆の子の像」へ向かいました。すれ違う人々の多くは外国からの方で、毎年どんどん増えているように思います。原爆の子の像では先にセレモニーをしている学校団体があったので、少し待ったあとで、南小学校の平和セレモニーを行いました。事前によく練習してきており、大きな声ではっきりと平和への思いを述べ、歌を歌っていました。居合わせた多くの外国の方々が興味深そうに見ておられました。平和セレモニーのあとは記念写真を撮影し、原爆死没者追悼記念館へ。ここを見学したのち、資料館前で少し早い昼食をいただきましたが、新幹線と同じく、周りを見ると吹田市の小学校ばかりでした。昼食の後は資料館の研修室に入って「被爆体験講話」を聞きました。この日の講師は李さんとおっしゃる在日コリアンの方で、戦時中の在日コリアンに対する差別のことや、8月6日当日、広島で起こったことをわかりやすく丹念にお話しくださいました。写真や資料とは違い目の前にいる人が実際に体験したことを語っておられることを生で聞くというのは、非常に希少な機会で、子どもたちは本当に貴重な体験をしているのだと思います。講話の後はいよいよ資料館へ。長いリニューアル期間を経て開館した資料館ですが、資料を「単なるモノ」としてではなく、その「モノ」と関係ある人物に焦点を当てた展示になっていました。全体に心に迫ってくる重い内容で、改めて原子爆弾の恐ろしさを学びました。資料館の見学後は、平和公園内に点在する碑を見て回る「碑めぐり」を班で行いました。時間いっぱい多くの碑を見て回ったようです。この頃になると日も傾き、肌寒さを感じました。
平和セレモニーです
折り鶴を捧げました
公園内で昼食をとりました
学年全員での記念写真
被爆講話を聞きました
資料館内の見学
班で碑巡りをしました。
碑巡りの途中では外国の方との出会いもありました。
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