吹田市では、子どもたちが将来デジタル社会を生き抜くために、自ら判断し、適切に行動できるよう、ICTのより善い使い手になる力を身につけることを目標に、デジタルシティズンシップ教育を行っています。
4年生が「事例から考える(オンラインチャットでのやり取り)」という内容で授業をしました。
できごと①知っている人とLINEのやり取りを考えました。
遊びに誘ったAに対して、ピアノの発表会前で練習し始めてすぐに遊べないと断ると、「わかった。ピアノの方が大事なんだね。もういいよ。」とAからの返信。
AはCを誘います。いいよとCが答えると、Aは「Bは遊べないって。付き合い悪いよね。」それにCは「本当だよね」と答え、Aは「2人だけのLINEしよっか」Cは「うん...」
子どもたちは、Aさん、Cさんに伝えたいことを考えました。言い方を考える、ダメなことをわかってあげる、仲間はずれはダメ、自分の気持ちをつられずに言う方がいい...とたくさん意見が出ました。
できごと②知らない人とのオンラインゲームでのやり取りを考えました。
Bが年齢、住んでいるところ、名前、小学校名を聞いてきて、Aは答えてしまいます。Bが自分の写真を送り、Aに写真を送ってと伝えると、Aは写真は送れないと断りました。Bは「こっちから送ったのに、ありえない、送ってよ!」と返ってきました。
子どもたちは、途中で、言っちゃダメとつぶやきながら、やり取りの最後まで見ていました。個人情報は言ったらだめ、写真送らなくてよかった、本当のこと言っているかわからない、初めの時にヤバいって思わないといけない...などこれまで習ったことを思い出して意見を言っていました。
デジタルの世界を公共の場ととらえることができる力を身につけなくてはなりません。言葉の使い方、知らない人に個人情報などいろいろなことを伝えていいのか、立ち止まって考えることを大切に、とまとめていました。
