校長 小林です。
3月15日、救命救急の授業を5年生が行いました。本校では毎年5年生が取り組んでいる授業です。毎年20万人の方が心疾患で亡くなっていますが、中には早く処置ができていたら助かった命があったかもしれません。そんな救える命を確実に救えるためにはその場に居合わせた人が適切な行動をとれることが必要です。その「居合わせた人」には大人も子どもも区別はありません。そのようなことから本校では養護教諭が講師を務め、5年生を対象に胸骨圧迫法とAEDの使用をテーマにした授業を毎年行っています。過去にこのような授業を公開し、「AEDフォーラム」を実施したことから市からの支援を受けて、トレーニングキットが整っています。講義とともにこれらのトレーニングキットを使った実践的な授業となりました。子どもたちは興味津々でしたが実際に心臓マッサージをしてみるとうまく押せなかったりAEDのパッド装着にも手間取ったりしましたが、練習をするごとに上手になっていました。心疾患で倒れた人が目の前にいた時、実際に子ども自身が心臓マッサージやAEDの使用をする機会はないのかもしれませんが、このようなことに関する知識がなく右往左往する大人の人がいた時には「○○が必要です」「○○したほうが良いと思います」というような声掛けはできるかもしれませんね。