校長 小林です。
3年生は保健の授業で「部屋の明るさと換気の大切さ」について学びました。授業をしたのは保健室の先生(養護教諭)です。
成長期の目を守るためには目に優しい環境でなければいけません。部屋全体が暗すぎるのはよくありませんし、逆に部屋は暗いのに手元だけを明るくしたり、冬の浅い角度の直射日光を目にするのも良くありません。この日は理科室を使い、暗幕をひいて真っ暗にしたりスポット照明だけで照らしたりという実験を行って部屋全体を適度に明るくすることの大切さを学びました。
寒い時期を迎え、暖かい空気はなるべく外に逃がしたくないとついつい換気を怠ってしまうことがありますが、感染予防の観点からも換気はどうしても必要です。であれば寒くならずに一番効率の良い換気の仕方をしたいものです。ということで部屋に見立てたペットボトルに線香の煙を充満させ、片方だけ窓を開けたり両方の窓を開けたりして煙が外に出ていく様子を観察しました。すると1ヵ所でも煙は排出されるものの、2ヵ所空けるとすぐに全部の煙が出ていってしましました。これが部屋だとすると対面か対角に二か所の窓を空ければ素早く空気が入れ替わるということですね。従来の授業では「●●でなければならない」「●●するように」といった表現が多かった保健授業ですが、こうして実験で学べると納得がしやすいですね。
手元のライトだけではまぶしいね
窓を開けると見る見るうちに煙はなくなってきました