山本能楽堂の囃子方の5人の方をお迎えして、能楽についてのお話とお囃子の楽器体験の出前授業をしていただきました。700年間形式を変えずにやっている伝統芸能であること、ひな飾りにある五人囃子と一緒で、左から太鼓、大鼓、子鼓、笛、謡(うたい)という順で音が出る場所が口から遠い順に左から並べるという決まりになっていることなど、教えてもらいました。
200年たっている笛を見せてもらい、楽器は触って育てないといい音が出ない、とお話してくれました。鼓は胴を締め上げたり、周りのひもの変えたりすることで音の高さが変わることなど実際に音を出して教えてくれました。
それぞれの楽器の演奏の仕方を教えてもらい、実際に音を出して見ました。お稽古は挨拶から始まります。そして楽器の持ち方や打ち方を教えてもらいました。
「ヨ~」「ホ~」など掛け声をかけながら音を出しました。音を出すのに難しい楽器もありました。
最後の質問タイムでは、「ずっと正座しているのか」「着物の決まりはあるのか」など興味が広がっているようでした。
「リコーダーと違いがあるのか」の質問に、「笛は全く同じものはない、それが認められている。リコーダーとの違いはそこかな」と答えてくれました。
お正月など能楽をテレビなどで見るかもしれません。舞っている謡てだけでなく、後ろの囃子方にも注目してみましょう。貴重な機会をありがとうございました。
