校長 小林です。
毎日、毎日暑さが続きます。一度涼しくなったのに、このところの暑さは堪えます。連日35℃ということは夏休み中に授業をしているような感覚です。9月10日くらいが今度こそ本当の暑さのピークで、あとは徐々に下がっていくという予報もあります。しかし「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるようにお彼岸の9月23日くらいまでは暑いのかもしれません。学校ではプールが終わって運動会の練習に入っていますが、恐ろしいのは熱中症です。この熱中症を避けるために、
・ 体育の時間には水筒を持っていく
・ 説明などは日陰でおこなう
・ テントを張って日射を避けて休憩する
・ ミストシャワーに当たって体温を下げる
ということをしています。そして運動場、体育館には気温・湿度計が設置してあるので、そこから暑さ指数(WBGT値)を割り出して暑さ指数31に達したら運動は中止という措置をとっています。WBGT値は熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標で、単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標だということです。本来複雑な式を用いて計算しますが、本校では早見表を用いています。このWBGT値が31を超えると運動は不可とされており、本校でも運動を中止としています。月・火曜日は午後にこの指数が31に達したので、運動場の体育を中止としました。子どもたちにはお茶がなくなったら「ごっくんパラダイス」の水を飲むように言っていますが、できれば大き目の水筒を用意していただけたらと思います。
ミストで「あー 涼しい」
温湿度計にWGBT値の早見表を付けています
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