校長 小林です。
校長室前あたりにエレベーターが設置されることを学校だよりにも書きましたが、その工事に伴い、農具館の展示物の一部を吹田市立博物館へ移すことになりました。その搬出作業が27日に行われました。比較的大きくないものはすでに搬出しましたが、最後まで残ったのが田船で、木製で8mもの長さがあります。「田船」を調べてみると「深田に浮かべて、肥料や刈り取った稲を押し運ぶのに用いる小舟。弥生時代から用いられている。水郷や沼などで、乗用や農作物の運搬などに使用される平底の簡単な作りの舟。」と書いてありました。要するに水を張った田んぼに浮かべて人や物の運搬に使っていたようです。南吹田は川が近いこともあり、昔は田んぼが多かったようです。このような田船やJR南吹田駅前のオブジェにもなっているドンゴロス水車など、田んぼや水に関するものがこの地にはたくさんあります。農具館の全長とほぼ同じ田船をどうやって搬出するのか興味津々だったのですが、なんと倉庫と同じ高さの「道」をトラックまでつくり、台車に乗せてトラックまで移動させていました。丸1日かかるかと思ったのですが半日で搬出が終わってしまいました。さすがにプロの技はすごいですね。
農具館の中の田船
「道」が完成しました。
田船が出てきました。
トラックに乗りました
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