校長 小林です。
教育委員会から二酸化炭素モニター(以後、"Co₂計")が配付されました。教室数の関係で本校の場合は2台の貸与を受けています。
本格的な冬に入り、教室はエアコンで暖房をしていますが、暖気を逃がしたくないのでどうしても換気を怠りがちになります。そうすると教室中に呼気(Co₂)が充満し、新たなる感染を引き起こしてしまいますので、換気が十分にできているかを確認するためにこのモニターが導入されました。
文部科学省の「学校環境衛生基準」では1,500 ppm以下が望ましいとされており、1,500ppmを超えないように気をつけなければいけません。この日訪れた低学年の教室では840ppm、高学年の教室では562ppmでした。840ppmは高い気もしますが「十分に換気ができている屋内の通常数値」とされ問題はありません。また、562ppmは「大気中における通常濃度」とされている値で、いわば外にいるのと同じということですね。窓をたくさん開けるほど濃度は下がるでしょうが寒さはご免です。窓の開け方を工夫して"暖かいのに新鮮"な空気で満たしてほしいですね。