校長 小林です。
2月26日に3年生のクラスで道徳の研究授業を行いました。道徳というと堅いイメージがあり「こうであらねばならない」という1通りだけの見方、考え方を教わるといったイメージがあるかもしれませんが、最近では少し変わってきています。新学習指導要領では道徳の授業においては問題解決学習や体験的学習の要素を取り入れ「考え、議論する」ことを重要視しています。「何を知っているか」だけでなく「知っていることを使ってどのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか」という資質・能力にまで引き上げることを目指していることも大きな特徴です。内容には「自主自立」「節度・節制」「思いやり・感謝」「礼儀」「信頼・友情」など全部で22の項目があり、読み物教材や資料などを使いながら、これらの内容の学習を進めていくことになります。
この日の授業は「友達からつけられたあだ名が本当は嫌だったのに、なかなか言い出せなくて困っていた男の子。悩んでいたら『友達なら受け止めてくれるから、信じて嫌だと言ってみたら?』とお母さんに言われ、思い切って『嫌だから言わないで』と言ってみた」という内容でした。子どもたちの日常生活でもありうる内容です。子どもたちにはこのことを自分の考えや体験を交えながら子どもたちは一生懸命に考えていました。授業後は研究協議として教育委員会の指導主事を迎え、全教職員で学習しました。
コメントする