校長 小林です。
3年生は「昔の暮らし」の勉強をしています。その体験授業として20日から21日にかけて各クラスで「七輪を使ったお餅焼き体験」を行いました。昔の人は七輪の上でお餅を焼いたり、サンマを焼いたりしましたが、今はガスコンロやオーブン、電子レンジなどがそれに代わり、七輪をお使いの家庭は珍しいかもしれません。七輪の燃料は「木炭」ですが、これがなかなか着火しにくく大変です。最近のキャンプ用の燃料ならすぐに火が付きますが、こういう扱いにくさも学習内容としてあえてこの火の付きにくい木炭を使用しました。木炭は火を近づけただけでは着火せず、木切れや段ボールの切れ端、新聞紙など段階的に火が付きやすいものを用意して組み合わせて、継続的に火にさらすことで着火します。一度火がつくととても高い火力が得られ、おもちもすぐに焼けるのですが、昔の人はこのようにとても苦労していたのだなということがわかりました。でも苦労して焼き上げたお餅は大変おいしく「七輪で焼いたお餅、めっちゃうまい!」と歓声が上がっていました。過日の台風の後では停電でお困りだったご家庭もあったと思います。いざというときにこのような昔ながらの方法が使えるようにしておいたほうが良いのかもしれませんね。
農具庫前で行いました
良い焼き色です
早く焼けないかな?
コメントする