平成28年3月2日
校長 大田 正義
3月朝礼挨拶
おひなさまを見て考えたこと
明日、3月3日は桃の節句ひな祭りです。
玄関ロビーに飾ってある7段飾りのひな人形を見ましたか?
平安時代に日本ではじまったひな祭りは、もともとは「邪気払い」のための行事であったものが、現在は女子のすこやかな成長を祈る節句の年中行事となっています。
今日は、見ての通り、先生で雛飾りを作ってみました。後で雛人形と見比べて何処が工夫されているか確かめなさい。
なぜ、このように並んでもらったかというと、ひな人形を見ているうちに、考えたことがあるからです。
男雛(お内裏様)と女雛(お雛様)、三人官女、五人囃子、右大臣・左大臣、仕丁(しちょう)の三人をじっと見つめていると色々なことわかります。
男、女、若者、年配者、怒り顔、泣き顔、笑顔とひとり一人の違い。それぞれの持ち物、仕事の違い。一人ひとりが違います。ひな人形になりきっている先生たちも一人ひとり役割が実は違います。それぞれ、各学年の担任、音楽、理科、算数、保健、給食、事務と役割があります。
雛飾りを見つめていると千北小の先生たちの姿と重なりました。なぜかというと、千北小の先生たち一人ひとりが、それぞれの仕事を誇りを持ってこなし、チームワークを大切にしながら一つになってみんなを教えています。その姿と、それぞれの役割を待ったひな人形の生き生きと自信にあふれる顔やしぐさが同じだと感じました。みんなもそうですが、一人ひとりの違いを認め合いチームを組むと大きなパワーを発揮することができます。
これまで千北小では、先生たちと1年生から6年生まで全員で学校づくりをこの一年間おこなってきました。
開校式・入学式、集団遠足、わくわくマーケット、開校記念式典、パフォーマンスショー、わくわくイングリッシュ、そして、3月18日の第一回卒業式です。
18名の6年生が卒業していきます。1年生方5年生までの在校生はこれまで一緒に過ごしてきた仲間を気持ちよく見送り、新1年生という仲間を迎える準備をしていきましょう。卒業していく6年生は、それぞれの思いと自分に対する誇りを大切にしながら、卒業式までの時間を過ごすようにしなさい。
これで、先生の話を終わります。