9月21日は、風水記念の日です。 今日は、運動会の全体練習があったので、そのときに児童に話をしました。
88年前の9月21日、室戸台風によって、岸部小学校では校舎が倒壊し、児童、教諭28名が亡くなりました。当時は、台風の強さや進路を正確に観測し、それを伝える技術がありませんでした。 大阪では風圧計が60m/sを記録し破損したという記録が残ってますが、風速計も破損時ており実際の記録はわかりません。暴風警報も出されたようですが、当時はラジオで伝えるしかなく、また、台風でも大雨でも学校が休校になることはなかったようです。 雨と風の中ずぶぬれになって登校した児童は、校舎を揺らすほどの風の中、「新築の2階建ての学校が倒れるはずがない」と信じていたにちがいありません。しかし、校舎は倒壊しました。 千里第一小学校は同じように校舎が倒壊しましたが、全員避難していて死者は0だったそうです。 風水害のときに子どもたちの命を守るために何ができるのか考える「風采記念の日」にしたいと思います。