校長 小林です。
お隣の吹田第二小学校は吹田市における「難聴学級センター校」と位置付けられており、難聴学級「たけのこ」があります。「センター校」ですので、吹二校区だけではなく、市内のいろいろな地域から児童が通ってきています。その「たけのこ学級」と南小学校はずっと交流活動を続けています、交流をしているのは5年生で、1クラスずつ「たけのこ学級」を訪れて、ゲームなどをして楽しみながら聴覚障がいについての理解を深めています。5年生は3クラスあるので3日に分けて交流するうちの2回目にお邪魔しました。自己紹介など「たけのこ」のお友達は上手に手話を交えて話してくれます。それが「日常言語」なので当然なのですが、南小の子どもたちから見ると「わー、すごい!」と感心してしまいます。自己紹介が終わると一人ずつに拍手しますが、拍手は聞こえないからということで手話の拍手を教えてもらい、早速手話で拍手をしていました。(手話の拍手とは両手を上に上げ、手首を回転させてひらひら動かします。)
自己紹介の後は、ビンゴゲーム。9つのものを覚えて表に書き込んで発表していきますが、発表するときに手話で表します。そして、もう一つはスポーツバスケット。要はフルーツバスケットですが、5年生も「たけのこ」のお友達も大興奮で盛り上がっていました。南小の進学先である第六中学校にも難聴学級があって、6中に行けば一緒になるのですが、吹二小では日常的に手話をよく使っておられるものの、南小ではあまり学ぶ機会がありません。ですからこういう交流の機会を持ったり、地域では公民館や土曜チャレンジ教室で手話の講座を開いていただいたりしています。このような活動を通して「話す・聞く」ということがバリアーにならない社会をめざしていきたいですね。
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