この学習では、身の回りの生活の中の事象について統計的な問題解決の方法を知り、分類や整理し、代表値などを用いて結論を出し、考察することをねらいとしています。
はじめは、これまでの学習の振り返りで、PPDACに当てはめて説明していました。
いろいろなお話の後、先生が気になっていること、「一世帯1年間どれくらいぎょうざにお金をかけているか」。みんなで考えてほしい。そこで、データの表が配られました。52の都市の名前と金額が書かれています。(先生の意図で架空の市の名前が入っています。金額も架空。)
どの方法で考えるか、グループで話し合って決めました。平均値を出して考える、度数分布表を作ってみる、それぞれに合った方法で計算したり、ノートにまとめたりしました。
電卓で計算して平均値は2800円、でもそんなに高いのは、おかしいなと感じている子がいました。
中央値で考えると、甲府市の2085円と長野市の2082円なので、2083.5円。
度数分布表にした子は、1500円~2000円は19都市、2000円~2500円が一番多くて26都市、2500円~3000円は4都市。平均値の階級は少なすぎる?これでいいのかな?
柱状グラフを書いていた子のノートが映し出され、視覚的にも確認しました。
平均値が代表値という場合ばかりではない、調査した表によっては変わるということで、最後はみんなで納得していました。子どもたちが自分たちで方法を選び、協力して解決に向かっていました。
代表値と平均値に差が出るように先生が架空の都市と金額の設定をしたので、代表値は特徴に応じて変わっていくことがよく理解できたと思います。