5月2日(金)
いよいよ明日から4連休です。午後からは雨も上がり、太陽が顔を出しています。
陽気に誘われ、5・6時間目は、3年生の教室をのぞきにいきました。
すると「スピキン」なるものが行われていました。あと、少しだけ修学旅行のお話と。
雰囲気を壊さないように、そっと廊下から様子をうかがっていましたが、ホワイトボードには
「私のマニュフェスト」と書いてあり、3年生が順番に1分間のスピーチを
していました。学年の先生にお聞きすると、1年生のときから「スピキン」に取り組んでおり、
昨年度は年間6回実施されたとのこと。テーマはさまざまで、とにかく1分間にまとめあげること
そして、クラスメイトの注目を浴びるような工夫をすることのようです。
素晴らしい取組です!しかも、回数を重ねることで、慣れ・度胸・改善・向上心にもつながっています。
どのクラスを見ても、もじもじしている人は見かけませんでした。
階を降りると、なんと2年生もこの取組を行っていました。先輩から引き継がれる伝統となっていますね。
スピーチは、朗読ではなく、プレゼンテーションに近いですよね。
感情を込めながら書かれた文章を読み内容を伝えるというだけではなく、聴衆を理解・納得をさせて、
行動に移させるような説得力も必要になってきます。
それだけでなく、明快さやユーモアも興味を引き付けるためには重要な要素です。かといって、
ただ、うけをねらうというものでは、薄く、信頼性に欠けてしまいます。
そして、プレゼンテーションは、質疑応答がセットです。聴く側が興味を持ったからこそ、
「これはどうなんだろ?」「もう少し詳しく聞きたい」という気持ちがわいてくるはずです。
今年度も、回数を重ねていき、さらに磨きがかかっていくであろうスピキン。
さらにレベルを上げて、プレゼン後に質問がでるだろうことも想定した「Q&A」も頭に置きながら
取り組めるようになれば、さらにレベルアップですね。そうなれば、もはや我々の想像する
中学校レベルを超えていくことになるはずです!
「スピキン」は略語だそうです。何の略でしょうか? 校長 大江健規