いじめ予防授業~トリプルチェンジ~の取り組みをしています。2年生はセカンドチェンジの授業を行いました。
ファーストチェンジの復習をしました。いじめとは、何か、またアンバランスパワーやシンキングエラーというキーワードを思い出し、言葉の意味も確認しました。
セカンドチェンジは「行動をおこす」ことが最終のゴールです。
いじめられた時、いやなことをされたときに取る行動を先生が伝えました。「それはやめてと言う」「その場をはなれる」「周りの大人にたすけを求める」で「や・は・た」行動です。いじめかもしれないことを見たり聞いたりしたときも「や・は・た」行動が大事です。
エピソードをもとに、登場人物の「あなた」になって、考えました。
『Aがあなたのうわさ話をしているのを聞きました。あなたが学校で人の鉛筆を取ったというのです。もちろんあなたはそんなことしていません。あなたがAに「やっていない」と言うと「鉛筆がなくなった時、教室にいてたからあやしい」と言いました。クラスのみんなもあなたが鉛筆を取ったと思っているようです。あなたが話しかけてもみんな起こっているような顔をします。あなたはどうしますか。』
やはた行動にならって、「決めつけないで」と言えるという子どもがいれば、「おうちの人に言う」「先生に言う」「友達に言う」と自分の考えた子もいました。友達の発表に、同じです、似ていますと反応していました。交流の時間では、同じ考えもありましたが、違う方法を考えている人もいて、人によって行動が違うことに気づきました。
自分がいじめにあった時、誰に助けを求めるか、具体的に考えました。近くにいる先生、信頼できる友達、おうちの人、など伝えられそうな人が頭に思いうかんでいるようでした。
実際に「や・は・た」行動を3つともするのは、今の段階では難しいと考える子もいました。自分に正直に、よく考えてチェックを入れたと思います。「やめて」と伝えることが難しいときは、離れたり、助けを求めるということを覚えておいてください。自分ができる行動をまず一つ身に付けてほしいと思います。いじめが深刻化しないよう行動をおこしましょう。困ったときに助けを求める力は、大人になっても必要な力の一つです。
ワークブックを持ち帰りましたら、どんな行動をおこせるか、話し合ってみてください。