お二人の車椅子バスケットボールの選手を迎えました。お二人の方の、この時間の呼び方は「くまちゃん」と「ポリス」。
「『パラリンピック』という言葉を覚えてほしい、みんな知っていますか?」とくまちゃんは子どもたちに問いかけました。「人には、できることとできないことがある。健常者だからといって、何でもすべてできますか?」「できないことよりできることを見つけていく、みんなが笑顔で過ごしていけるように、僕たちはスポーツを通して知らせている」とお話してくれました。
始めは、大人(先生とおうちの方)たちで,車椅子バスケットボールをしました。くまちゃんとポリスの助けを借りて、大人が頑張りました。シュートのたびに大声援。スポーツの応援の楽しさを感じました。
普通の車椅子と、競技用の車椅子とどこが違うか、乗って触って確かめてみました。4年生の時には福祉委員の方と車椅子体験をしています。タイヤの角度や背もたれ、ガードがついていることなど気づきがありました。
そして、子どもたちのチームで車椅子バスケットボールのゲームをしました。初めての経験の子どもたちが多かったと思いますが、車椅子の扱いもわかってきて、スムーズに動いていました。シュートが外れても、ため息をつかず、「もう1本」「がんばれ~」の声援がかけられました。
最後は、お二人への質問タイム。事故をしたことや片足のこと、聞きにくいことも子どもたちは真剣に質問して、聞いていました。「知らないことは怖い、知ることが大切、もう知ったから怖くない。」障がいのことを知ること、考えることがインクルーシブな社会にするにはどうしたらいいかを考えるきっかけになると思います。明るく前向きなお二人のお話に、聞き入っていました。
「できないことがに目を向けるのではなく、できることを考えて可能性を伸ばしていく」このメッセージを何度も伝えていただきました。「できないことは手助けしてもらう」ヘルプを出していいんです。ポリスさんも、「できることは自分でしたい、でもできないことは手伝ってもらえると嬉しい」子どもたちが、声をかけることをためらわず、やさしい社会を創る担い手になってほしいなと思います。
PTAの担当の方には始まる前に来ていただき,車椅子の積み下ろし組み立てなどお世話になりました。終わってからの片付けもありがとうございました。子どもたちも片づけは手伝ってくれてありがとう。
たくさんの保護者の方にも参加いただき、ご家庭で今日のお話をきっかけに、お話していただけると幸いです。