「義足がぼくの宝物です」そう言って、嵯峨根望さんは、義足を外して、子どもたちに見せてくれました。みんなと違うことは、かっこいい、ヒーローだと思って過ごしていた幼少期から、小学校に入学し、周囲から「歩き方がヘン」など言われて困っているときに、助けてくれた友達に出会ったこと、中学校でも、友達に義足を外して見せることができたことをきっかけに障がいを受け入れることができたことなど、お話してくれました。
「今は、隠したいことは隠してもいい、でも、気にしなくてもいいと思える日が来る」ご自身の体験に基づいて、6年生の子どもたちにメッセージをいただきました。
東京パラリンピックにシッティングバレーボールの選手として出場したこと、選手村の話など貴重なお話もしてくれました。
後半は、シッティングバレーボールを体験しました。お尻が床から離れてはいけません。右、左、前、後ろとお尻をつけて動く練習をしてみました。
円陣になって、ボールをパスしあいました。思っているところにパスをかえすことが難しく、失敗していましたが、それも楽しく笑い合っていました。
ネットをはさんで、ゲームをしました。うまくいっても、いかなくても、歓声が上がって楽しい時間を過ごせました。
本当の友達ってどんな人のことだろう。寄り添って共に過ごしてくれる人、心を開くまで待ってくれている人、悲しいときも苦しいときもそばにいてくれる人‥考えさせられました。自分自身を認めること、これでいい、このままでいいと思えることが、いつか来る、これから思春期を迎える子どもたちの心に残ってほしいと思います。
「もうこれで、友達だから」明るくおっしゃってくれました。この出会いを大切にしてほしいと思います。 貴重なお話ありがとうございました。
参加いただいた保護者の皆様ありがとうございました。